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フェスおじさんの「フジロックはこれを見なきゃ」第一回 アメリカの精神 スタージル・シンプソン

(2017.04.12)

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1978年生まれというから、今年で39歳。日本で考えれば遅咲きのミュージシャン。どんな音楽にも門戸を開いているのが、アメリカのいいところ。

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「第一子への手紙という形で綴られたアルバムは、もはやカントリーの枠を超え、アメリカン・ミュージックという大きな海へと漕ぎ出し、新たな地平へと到達した」とレコード会社のPR文。アメリカの広さや豊かさを感じさせてくれるアルバム。

 いよいよ出演日別のラインナップも発表され、ゴリラズ(金曜)、エイフェックス・ツイン(土曜)、ビョーク(日曜)のヘッドライナーをコアにして、どんなアーティストのライブを見ようか、考えはじめたフジロック・ファンも多いに違いない。そこで今年も「これは見逃せない!おすすめアーティスト」を紹介していきます。第一回目はスタージル・シンプソン。アメリカ・ケンタッキー州出身のシンガー・ソングライターだ。

 1978年生まれというから今年で39歳。レコード会社のプロフィールによると、父親の影響でブルーグラスやカントリー・ミュージックに触れ、しだいにロックやソウルなどジャンルレスな音楽を吸収していったという。自主制作でファーストアルバムを発表したのが2013年。このアルバムが全米で注目を集め、翌年にはセカンドアルバムをリリース。グラミーでベストアメリカーナ部門にノミネートされた。「ボナルー」や「ローラパルーザ」といったビッグフェスに出演を果たした。

 そしてメジャーレーベルであるアトランティックと契約。メジャーからのファーストとなる『ア・セイラーズ・ガイド・トゥ・アース』を発表。このアルバムは、グラミーの主要部門である最優秀アルバム賞と、最優秀カントリー・アルバム賞にノミネートされた。日本でも今年2月にリリースされた。

 アルバムからは、カントリーありビッグバンドあり、アメリカの多様な音楽が聞こえてくる。アアルバムはもちろん、ライブもいいという評判が聞こえてきている。日本以上にライブシーンが日常に密接に繋がっているアメリカにおいて、カントリーをベースにしたバンドのライブが悪いわけがない。しかも30代後半になってのデビューなのだから、ライブや音楽のクオリティが認められているのは明らかだ。フジロックでは、アメリカのルーツミュージックを、存分に味わえる時間になることは間違いない。

 
 
ライター
菊地崇 a.k.a.フェスおじさん

フェス、オーガニック、アウトドアといったカウンターカルチャーを起因とする文化をこよなく愛する。フェスおじさんの愛称でも親しまれている。

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