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今年のフジロックはこれを見なきゃ! 第3回 アメリカの良心 WILCO

(2016.05.07)

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95年にファーストアルバムをリリース。昨年、結成20周年記念作を期間限定無料ダウンロードで発表。現代のアメリカを代表するバンドだ。

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昨年秋に発表された最新作の『STAR WARS』。ローリング・ストーン誌に「少なくてもここ10年間のウィルコ作品の中で、最も簡潔でキャッチー、かつナチュラルに美しい旋律が詰まった作品」と評価され、グラミー賞にも5作連続でノミネートされている。

 94年に結成し、翌95年にアルバム『A.M,でデビューしたウィルコ。幾度のメンバーチェンジを繰り返しているが、2004からは結成当初から残っているボーカルのジェフ・トゥイーディーとベースのジョン・スティラットのの二人を中心に固まっている。日本には2003年の初来日以来、2011年のフジロックを含め、4度来日している。

 オルタナ・カントリーとして日本には紹介されたウィルコ。カントリーというよりも、60年代から70年代にかけての良質なロックを継承していバンドだ。知名度や人気が日本と本国では雲泥の差があるバンドがあるけれど、ウィルコもそんなバンドのひとつだ。アメリカでは「国民的ロックバンド」と称賛されている。アメリカ有数のビッグフェス、ボナルーが10回目の開催を迎えた時、ファンを迎える壁面に、過去の出演者がピックアップされ、イラストで掲載していたけれど、そのひとつにウィルコがあった。

『ローリング・ストーン』誌は、「常に大きな関心を引くアメリカのバンドのひとつ」、「アメリカ最高のロック印象派」などとウィルコのことを表現しているほどだ。

 ライブによって培われていったテクニックと感性を、音で構築してく。多角的で上層的なサウンドは、その場所、その時間でしか味わえない多幸感をもたらしてくれる。前回のフジロックは、ホワイトステージのヘッドライナー。グレイトフル・デッドのサウンドとスピリットを引く注ぐバンド、ダーク・スター・オーケストラと重なってしまったため、残念ながらフジロックのウィルコは見ていない。今年こそは、「アメリカの良心」と呼ばれている彼らを必ず見なくっちゃね。

 
 
ライター
菊地崇 a.k.a.フェスおじさん

フェス、オーガニック、アウトドアといったカウンターカルチャーを起因とする文化をこよなく愛する。フェスおじさんの愛称でも親しまれている。

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