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今年のフジロックはジャンルが決壊した新時代到来!【Day3】7月29日(日)見どころ総ざらい

2018.06.13 Wed

音楽のジャンルって何? 多様性こそフジロックの真価。 

「ジャンルを越えた多様性」はここ10数年の音楽フェスのラインナップを語るうえで合い言葉のように使われてきたが、今年のフジロックの多彩さは、もはやロック、ポップ、R&Bといったカテゴライズが意味をなさないジャンルが決壊した新時代を例年以上に実感する。

PICK UP1
 最終日、29日の注目はアンダーソン・パック&ザ・フリー・ナショナルズ
1986年生まれ、カリフォルニア州オックスナード出身。黒人の父親と韓国人の母親の間に生まれた
 ヒップホップ系のシンガー&プロデューサーという肩書だが、アルバムの作風とライヴパフォーマンスが一致しないパフォーマーとして多彩な顔を持つ。

 

PICK UP2
 美しいソングライティングとクワイア仕込みの美しい歌声で聴かせる新たな才能がサーペントウィズフィート。鼻ピアスとファッションのインパクトにも注目。
ボルチモア出身のエクスペリメンタルR&B/ゴスペルシンガー、パフォーマンスアーティスト

 
PICK UP3
 もう一組ビッグネームだが未知数過ぎるのがヴァンパイア・ウィークエンド。数週間前にLAで復活ライヴをしたばかりで、ロスタム・バトマングリ脱退後の再始動、アルバムもまもなく届けられる。アルバム名が『Mitsubishi Macchiato.』と変なタイトルなのも気になる。

 

PICK UP4
 ここまで紹介してきたアーティストと対象的に安心と安定のジャック・ジョンソンというチョイスも3日目の疲労ピークの身体には優しいかもしれない。
ハワイでサーフィンに親しみ、ギターを弾きながら育ったシンガーソングライター。7枚のオリジナル・アルバムをリリースしており、世界中で累計2,500万枚を超えるセールスを記録している

 

Other PICK UP
 29日はより国際色豊かなラインナップ。00年代にカントリーやウェスタン・スウィングとの新たな出会いを提供したホットクラブ・オブ・カウタウンのギタリスト、ウィット・スミス率いるウェスタン・キャラヴァン(左上)と、即興演奏を主体にジャンルを越えたライブ演奏でアメリカのフェスで高い評価を得ているブルーグラスバンド、グリーンスカイ・ブルーグラス(左中)。ピアニスト、ロベルト・カルカセース率いるキューバーのスーパーユニット、インテラクティヴォ(左下)。アイリッシュ・トラッドなどのルーツ系の老舗ホットハウス・フラワーズ(右上)。日本が世界に誇る太鼓芸能集団の鼓童(右下)も注目度大だ。

 3日間、オーディエンスそれぞれの千態万状のタイムテーブルをお楽しみにあれ!

(Text=Hideki Hayasaka)
※Festival Echo '18を再編集し掲載しています。

Akimama×Fesechoフジロック2018まとめはコチラ!

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