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静岡で開催されるFRUEを2019年のキャンプインフェスの締めくくりにする?

(2019.10.30)

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 2019年の秋。暑さが残っていた9月は天候に恵まれた週末もあったけれど、秋フェスのシーズン真っ只中と言える10月は、ほとんどの週末で晴れることがなかった。今年の野外フェスを締められていないと感じている人も少なくないだろう。

 フェスというシーンが成熟していく過程で、キャンプインフェスが開催されるシーズンもどんどん長くなっている。かつてはキャンプインフェスは10月で終わりという感覚があったものの、11月に開催されるフェスは増えてきている。静岡のつま恋リゾートで開催されるFESTIVAL de FRUEは2017年にスタートし、今年で3回目の開催となる。

「どの時期に開催するのがベターなのか、数年は考えていた気がします。5月から10月って、ほとんどの週末になんらかしらの野外イベントが開催されているじゃないですか。どこにも入る隙がない。で、残っていたのが11月の頭だったんですね。気候が変化しているから断言はできないですけど、過去50年間で11月に台風が日本に上陸したことはないんですよ。だから11月の初旬にやりたいなって。標高が低い場所だったらギリギリできるんじゃないかって考えて、野外フェスがやれそうな場所を探したんです。標高が低くて温暖なところって、東京を起点に考えると千葉か静岡なんですよね。ただ千葉だと関西からのアクセスが悪くなってしまう。そうすると結局は、静岡の海の方という選択肢しか残らない。11月初旬の静岡の最高気温は20度くらいだし、最低気温は10度くらい。それくらいの気温だったら、防寒をしっかりすれば大丈夫ですから」とFRUEオーガナイザーの山口彰悟さん。

 FESTIVAL de FRUEの特徴は、なんといっても他のフェスにはないラインナップだ。ブラジルやアメリカなどから、日本ではほとんど紹介されていないミュージシャンを招聘。何が求まられているのかではなく、何を提示したいのか。そのオーガナイザーの視線がラインナップに表現されている。1年目はどういう場になるのか手探りだったお客さんも、FRUEで提示される音のクオリティを感じとって、2年目に自分たちも深化させることで拡散していたように思う。

 10月28日に発表されたタイムテーブルでは、ライブの終了時間は初日が26時で、はっきりと明記されていないのだけど2日目がおそらく朝4時とか5時。夜をたっぷり遊べるのも、キャンプインフェスの醍醐味だ。

 開催情報をふんだんに出しているわけではないFESTIVAL de FRUEからは、カウンターカルチャーとしてのフェスのニュアンスも感じられる。その年のキャンプインフェスの締めくくりとして、FESTIVAL de FRUEのポジショニングは高まっている。

FESTIVAL de FRUE 2019
開催日:11月2日(土)〜3日(日)
会場:つま恋リゾート彩の郷(静岡県掛川市)
出演:
11月2日/Daniel Santiago & Pedro Martins、Geju、Laraaji+Sam Gendel+Carlos Niño、Marco Benevento、Quartabê、、Vessel & Pedro Maia、YAKUSHIMA TREASURE(水曜日のカンパネラ×オオルタイチ)、他
11月3日/Tom Zé、ACIDCASE、 Acid Pauli、Aex、 miAs、Billy Martin、cero、Itiberê Orquestra Familia Japão、Otomo Yoshihide(大友良英)、チャッカーズ、他
 

 

 
 
ライター
菊地崇 a.k.a.フェスおじさん

フェス、オーガニック、アウトドアといったカウンターカルチャーを起因とする文化をこよなく愛する。フェスおじさんの愛称でも親しまれている。

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