• ごはん

震災の経験が生み出した「みやぎのもちっ粉」、山の行動食としても注目を集めています。

2013.09.16 Mon

宮川 哲

宮川 哲 アウトドアライター、編集者

「みやぎのもちっ粉」は、米粉をていねいに時間をかけて焙煎しております。そのため、水を加えてこねるだけで簡単にお餅ができます。いつでも、どこでも食べたいときに、お餅が食べられる楽しいキットとなっております。

 と、パッケージの説明書きにあるように、この「みやぎのもちっ粉」は、火を使わずに手軽に簡単、オイシいお餅が食べられるという新発想の商品です。

 つくり方は、いとも簡単。粉の入った内袋に50ccの水を入れ、袋ごと手でモミモミすること約5分。両手を使って、水と粉がしっかりとなじみ合うようにするだけで完成します。

 あとは、袋の端っこをちょこっと切って、食べたい分だけを絞り出しながら食べるだけ。餅を揉み込むのは袋越しなので、汚れた手であっても大丈夫。清潔そのものです。

 もし、時間があるなら、揉み込んだあとに10分ほどそのままにしておけば、よりモッチリとした食感になります。手持ちに余裕があれば、ゴマなり、きな粉なりをまぶしてみたり、お汁粉の具材としてもOKです。海苔を巻いて食べれば、磯辺餅にもなるでしょう。

 気になるお味は……。これがもう、もっちりとしたつきたてのお餅に負けず劣らず。かなりのグレードの高さです。

 実はこの「みやぎのもちっ粉」は、3.11の苦い経験から誕生したものです。製造元は、宮城県加美郡の「菅原商店」さん。もともと、ゆべしや落雁、団子などの和菓子の原料である米粉の製造販売をしている会社です。震災後の避難生活において、何日も電気やガスが使えない日々を過ごしたことが、この製品へとつながりました。

 パッケージにはこんな文言もあります。

「みやぎのもちっ粉」は、震災を越えたみやぎの知恵と希望が込められております。
 
 もちろん、緊急時用の非常食としての役割があります。日持ちもしますので、もしものときの備えとしては、申し分のない商品でしょう。

 そしていま、山の行動食としてもかなりの注目度を集めています。簡略されたパッケージ、手軽で簡単な調理方法、清潔度、味、そして携帯性のよさ(1パッケージ2食分で約80g)などと、山の食材として求められる要素がそのまま詰まった商品なだけに、注目されるのは当たり前かもしれませんね。

 写真の「もちっ粉」を入手したのは、都内にある登山・アウトドアの専門店「さかいやスポーツ」の行動食品売り場でした。また、偶然にも最近、山仲間と行動食の話をしていたら「みやぎのもちっ粉」が話題になったこともありました。山の中での話だったのですが、ふたりとも同じ物を持っていたのには驚かされました。

 山頂で「もちっ粉」をモミモミ、山の景色を楽しみながらモッチリとした餅を頬張る、なんてとてもステキです。できれば、今度は東北の山でやりたいですね。

 非常食として、行動食として「みやぎのもちっ粉」がオススメです。                                                                                       
みやぎのもちっ粉
商品名:手もみで5分 みやぎのもちっ粉(2人前)/米加工食品[米粉]
価格:350円
原材料:もち米(国産)、うるち米(国産)、糖類(砂糖、コーンシロップ、オリゴ糖)、食用植物油脂、乳ペプチド(乳成分含む)
内容量:40g×2
製造者:有限会社 菅原商店

Latest Posts

Pickup Writer

ホーボージュン 全天候型アウトドアライター

菊地崇 a.k.a.フェスおじさん ライター、編集者、DJ

高橋庄太郎 山岳/アウトドアライター

森山伸也 アウトドアライター

Muraishi Taro アウトドアライター

森 勝 低山小道具研究家

A-suke BASE CAMP 店長

中島英摩 アウトドアライター

麻生弘毅 アウトドアライター、編集者

小雀陣二 アウトドアコーディネーター

滝沢守生(タキザー) よろず編集制作請負

宮川 哲 アウトドアライター、編集者

林 拓郎 アウトドアライター、フォトグラファー、編集者

藤原祥弘 アウトドアライター、編集者

ふくたきともこ アウトドアライター、編集者

北村 哲 アウトドアライター、プランナー

渡辺信吾 アウトドア系野良ライター

河津慶祐 アウトドアライター、編集者

Keyword

Ranking

Recommended Posts

Akimama公式ソーシャルアカウント

# キーワードタグ一覧