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環境に配慮した新素材を使用した HOUDINI パワーエアフーディーを着て、その機能性を検証してみたぞ!

(2020.01.13)

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 2019年春に、フーディニから発売されたパワーエアフーディーは「マイクロプラスチック問題」を考慮して、米国ポーラテック社が開発した新しい素材「パワーエア」を使用したジャケットだ。

米国ポーラテック社「パワーエア」に関しての詳細は、こちらの記事を参照。

Polartec® Power Air™:米国ポーラテック社「パワーエア」の構造など解説した映像は、コチラ。

 今回、このパワーエアフーディーを着用して、様々な場所でその機能性を検証してみた。向かったのは、冬の北八ヶ岳。北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅・坪庭周辺は、標高2237m、気温 -9度。積雪は少ないとはいえ、まわりは一面の銀世界。

ロープウェイで一気に標高2237mの世界へ!木々も凍る真っ白な世界が待っている。

 まずは、北横岳方面に向かって少し登って、坪庭周辺を小一時間ほど歩いてみた。風は微風だったが、ドライな空気、快晴ゆえに放射冷却で凍てつく世界。

登山道自体は、非常に歩きやすかったが、安全のためにアイゼンの着用をオススメしたい。冬山装備で、北横岳に向かう登山者も多かった。

 ここではシェルジャケットの下に、ミッドレイヤーとして着用。「パワーエア」の生地表面は、ツルツルしていて摩擦抵抗が少ない。シェルジャケットの袖通しもスムーズで、行動する際も動きやすかった。また透湿性もよく、行動中に汗をかくようなこともなかった。

 このジャケットは、フーディニを象徴する名品パワーフーディーに基づいて製作されている。フィッティングの良いフード、鼻まで届く高めの襟は、口元から首筋に流れ込む冷気を少なくしてくれる。

スリムフィットのデザインは、動きの窮屈さがない。とても着心地がよく、体に馴染むパターン設計だ。

 今度は、吹きさらしの山から少し場所を変えて、樹林帯の中を歩いてみた。ここで、木々に囲まれて無風だったので、あえてシェルジャケットを脱いで、アウターとして着用して行動してみた。

 ここで、アウターとして着用した際の保温性はどうか?というと、チェックをしてみた。

無風の樹林帯の中を歩く。風がないと、ひんやりとした空気も心地よい。

 感想としては、フリースのような毛布に包み込まれるような暖かさはなかったが、特別寒くもない。無風であれば、スリムフィットということもあり、ピッタリと体に寄り添ったパターンとブロック状の生地が特殊なカプセル構造のおかげで、ほんのり適温で保温されている印象を受けた。

この生地、フリースよりは風を通さないイメージだったが、やはり風は通るので行動中に風に当たると、少し肌寒かった。

 次に山を降りてから、アウターとして着用して軽くランニングしてみた。フィット感も良く、透湿性も良いので走りやすい。また、手首にはサムホールがあるので、多少の寒さならグローブいらずで使用できるのもよかった。

季節によって、ランニング時のアウターでも快適に使用できると感じた。

サムホールに指を通して使用する際、手の甲まで隠せるため、グローブいらずで使用できる。

 今回の検証でわかったことは、シチュエーションによってミッドレイヤー、アウターと使い分けるとより生地の機能性を発揮させることができるということだった。また、防風性を考慮するならば、シェルジャケットとの組み合わせをオススメしたい。フリースとは違う、保温性と浸透性で快適に行動できるだろう。

 アウトドアメーカー全体が取り組んでいる「マイクロプラスチック問題」を踏まえ、新素材のウェアをチョイスするのも良いのではないでしょうか?

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【製品詳細】
フーディニ メンズ パワーエアフーディー
■メーカー希望価格: ¥30,800円(税込)
■重量:706g(Lサイズ)
■素材:Polartec® Power Air™
■サイズ:XS, S, M, L, XL, XXL
■カラー:True Black, Blue Illusion, Baremark Green, Pumped Up Purple, Ground Grey

(写真=五味貴志)

 
 
ライター
北村 哲

登山、スノーボード、キャンプ、フェス、旅好きのフリーライター。プランナー/ディレクターとして、アウトドアやスポーツ関連のカタログ、映像、イベント、アーティストコラボ商品などの企画制作も行う。富士山好きで、吉田口の歴史や登山道に詳しい。

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