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現代のカニ族ギャルも注目!? オホーツクの花畑は今が見ごろ
2014.07.09 Wed
原生花園とはその名の通り、人の手が入らずとも色とりどりの花が咲き誇る自然の花園のこと。一般には北海道の大規模な湿原や草原で見られるものを言います。
なかでも有名なのはオホーツク海に面した小清水原生花園。映画『幸福の黄色いハンカチ』で、若き武田鉄矢が「行ってもな〜んにもないよ」とカニ族ギャル(今ならさしずめ山ガール?)に言い放つシーンのあそこです。
もっとも、映画の季節はまだ春先。その時期の小清水は確かに何もありません。というか、私も過去何度か季節を変えて訪れていますが、寂しいオホーツクの海以外、これといって印象に残っているものがない。
ところが、先週、道東の山に行った際に寄ってみたら——おぉ! 何と素晴らしい。まさに百花繚乱ではないですか。オレンジ色のエゾスカシユリに黄色いエゾキスゲ、さらにショッキングピンクのハマナス。この日はあいにくの曇り空で海は相変わらず寂しい光を放っていましたが、それがまた花の美しさを引き立てます。来るときに来れば、こんな景色が待っているんですね。
花の見頃は例年7月下旬くらいまでとのこと。北海道内でも遠いところではありますが、訪れるだけの価値はあります。(文・写真=長谷川哲)
<小清水原生花園までのアクセス>
公共交通/JR釧網本線原生花園駅(夏期臨時駅)下車、目の前。網走から普通列車で約20分。
マイカー/網走から国道244号を東に約17km、20分。駐車場あり。
インフォメーションセンターとレンタサイクルあり。
お問い合わせ=小清水町観光協会TEL0152-62-3217