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山の背くらべ、アイツが後ろから3番目になったんだってよ

2014.04.24 Thu

 新学期といえば身体検査、新社会人といえば健康診断。日本のお山の春もその例外でないのかもしれません。

 すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、この春、国土地理院は日本の主な山岳1003のうち、48の山の標高を1メートル高く、39の山を1メートル低く改定することを発表しました。2002年以降、主要な山の標高の見直しは随時進められてきましたが、これだけ認知度の高い80を超す山にが一度に改定されるのは異例だそう。人工衛星を使い、より精密な測量データが計測できるようになった結果、全国の三角点の標高成果を新しい値に改定することになったのだそうです。改定は4月1日付。

 では、どの山が?

 低くなる山は、北海道・幌尻岳(改定後2,052m)や、岩手・宮城県にまたがる栗駒山(同1,626m)、福島県・安達太良山(同1,709m)、新潟県・黒姫山(同1,221m)などなど。……背の順が前にズレた感じで、なんだかちょっと切ないですね。

 逆に「成長したなぁ、オマエも!」と、ついお父さん気分で発表したくなるのが、たとえば世界自然遺産の登録エリアにある北海道・羅臼岳(改定後:1,661m)や、長野県・唐沢岳(同2,633m)、赤石岳(同3,121m)、岐阜県・笠ケ岳(同2,898m)、宮崎県・霧島山 高千穂峰(同1,574m)など。

 なかでも、3,189mから1m身長(標高)を伸ばし、3,190mという高さで奥穂高岳に並んで背の順うしろから3番目タイに踊り出たのが、山梨県・静岡県にまたがる間ノ岳(あいのだけ)。

 国内第2位の標高をもつ南ア・北岳の南方約3.3kmに位置し、さらに南の農鳥岳とあわせて白峰三山とも呼ばれている山です。山頂、山稜ともに雄大で、どっしりと構えた重量感ある大きな山容が特徴。一般的に、この山だけを登るというよりは、仙塩尾根をとおって塩見岳へと抜けたり、白峰三山縦走する際などに登頂します。

 今シーズンは、この旬の間ノ岳をめざす登山客が増えるかもしれませんね。

 それにしても、全87山のリストを眺めていてつい気になったのは、1メートル低くなった北海道のピパイロ岳。なんちゅーかわええ名前じゃ……なんて思いつつ、これから始まる夏山登山に思いを馳せるのでありました。

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