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飯盛山は、ハナザカリ。この山、ぜったい、親子登山にピッタリの山。

(2015.06.15)

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梅雨の晴れ間、レンゲツツジの咲き誇る飯盛山の登山道。見事な花見登山と相成りました。ツツジのあとは、7月初旬のニッコウキスゲが狙い目に。飯盛山は、あっぱれな花の山なり!

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大門川沿いに続く、森の小径。暑い夏でも、沢筋歩きなので快適そのもの。この先に宮司の滝がる。清里駅から徒歩で行けるルートなので、ぜひ!

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しし岩の駐車場から望む初夏の八ヶ岳連峰。左から編笠、権現、牛首山、赤岳、横岳、硫黄岳。八ヶ岳の東面の全貌がズバリ! これは、絶景なり

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学校登山にも大人気の飯盛山。6月10日昼時の山頂はこんな具合に。みんな、いい山の思い出ができたんだろうな。なにせ、あの天気、あの花、あの展望

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株によっては、ややくたびれた花もあったけれど、まだまだレンゲツツジが楽しめますよ。奥に見えるこんもりピークが飯盛山。山頂付近は放牧場も兼ねているので、牧草地のごとく柴の山に。写真は平沢山の肩から

 先週の6月10日、梅雨の晴れ間の平日にふらりと登って来たのは、信州は野辺山にほど近い飯盛山。標高1,643mの山で、このネーミングからもわかるように、まさに「ごはんを山盛りに」したような山容をしている。だから、読み方も「いいもりやま」ではなく、「めしもりやま」という。

 こんもりとした山容がだけに山頂からの視界は360度ひらけており、標高のわりには、満足度の高い山歩きができる山だ。だって、目の前には甲斐駒、金峰、八ヶ岳がドドーンと迫って来るような位置にあり、次はあそこ、また次はあそこと、登高欲を存分に刺激してくれるのである。

 また、ラッキーなことに、6月上旬のこの時期は飯盛山にはレンゲツツジが咲き誇っていて、登山道のあちらこちらに朱色の鮮やかな株を見せ、気分をガッツリと盛り上げてくれたのだった。いや、本当に満開のタイミングにあたったので、山稜全体に朱色と新緑の緑が混じり合い、なんと風光明媚な地だったことか……。たぶん、今週あたりは盛りが少し過ぎてしまったかと思うけれど、まだまだツツジの名残が楽しめるハズなので、サクッと行ってみることをオススメしたい。
 ちなみにこの山、学校登山としてもかなりの人気がある山のようで、当日は修学旅行生の団体様が3組、4組と大挙して歩いていた。聞けば、地元の小学生だけでなく、都内から来た中学生たちもたくさんいた。登山道は整備されていて、なるほど歩きやすいうえに、さほど危険な箇所がないので、学校登山にはもってこいなんだろうな。

 一般的に歩かれているルートは、山頂の北西にあるしし岩の駐車場から、平沢山を経て飯盛山へと続く尾根道で、登りが約1時間ほど。これをピストンするのが人気らしい。そこそこの登りもあるし、樹々や花々はうつくしいし、山頂からの展望も申し分なし。となれば、子どもたちだって、テンション上がって行くでしょう。実際に、こんもり山の山頂では、中学生たちのヤッホー合戦の激しい応酬があったりしてまして。

 こんなに条件の揃っている山なので、初心者に人気が高いのはわかる気がするけれど、じつはルート選び次第では、かなり歩き甲斐が出る。つまり、初心者と言わずとも十二分に楽しめる山となるのだ。

 その場合、スタート地点はJR小海線の清里駅。まさに駅から山頂へと、車を使わずに山歩きができる。簡単に道順を記せば、清里駅から国道141号線を越え、清里ユースホステルの脇の林道を、大門川方面へ。そして、大門川の右岸に沿って続く細い山道を、宮司の滝方面へと向かって行く。滝への分岐を右手に見つつ左上に延びる尾根道をたどり、少し登った先の分岐を右へ。上流で大門川を渡り、しばらく森のなかの道を登って行けば、ポッコリと林道に出られる。

 途中、鹿除けの柵などがあったりするが、基本的に道沿いに進めば問題はない。林道に出る手前には、イーモバイルの電波塔が建っていた。林道を左に10分もたどれば、しし岩の駐車場に着くが、ここは林道を横切ってまっすぐ、道標通りに飯盛山をめざす。新緑のカラマツ林を抜ければ、道は飯盛山の主稜線につながって行く。

 このあたりまで来れば、道沿いにレンゲツツジが鮮やかな花を咲かせている。そして、花のあいだからは、こんもり山の山頂が見え隠れ。そして、クライマックスは、平沢山の三角点を踏んだ先、一旦、鞍部へと下りていくポイントだ。

 眼下に広がるツツジの朱色とその先に延びて行く緑色の稜線、目線を上げれば金峰山に甲斐駒ヶ岳。振り返ってみれば、編笠に権現がドドンと存在感を増す。ここ、ちょっと感動する場面ですね。

 ほどなく、山頂へ到着。山頂手前の肩のあたりは広場になっているので、ランチタイムにはもってこい。時間の許すかぎり、山の風に吹かれていたいと誰もが思うところだろう。
 そして下山は、東側の平沢集落へと延びる尾根道を行く。ゆるやかなうえに、かなりしっかりと整備されている道だ。やがて稜線道から樹林帯のなかへ入り、小一時間もすれば集落へとたどり着ける。あとは、林道を道標通りにポクポクと歩いて行けば、大門川の橋に到着。ここは、往路で通った宮司の滝への小径の起点となっているところ。つまり、清里駅はもうすぐである。

 このルートをしっかりと歩き通せば、およそ10km弱の道程となり、なかなかに歩き甲斐もある。時間にすれば、登りが2時間半弱、下りが1時間半くらいなものだろう。

 初心者から山に歩き慣れた人まで楽しめる飯盛山は、初夏の一日、オススメの山。帰りは、清里でソフトクリームも忘れずに!

 そうそう、もうひとつ大事なことを。しし岩からの山頂ピストンは、ぜったいに親子登山にピッタリのルート。親子登山にデビューしたい人には、いい選択肢だと思います。ちなみに、コロンビアでこんなイベントをやっているのを発見!!

□コロンビアファミリーアウトドアスクール/飯盛山日帰りハイキング
http://www.columbiasports.co.jp/topics/feature/014818/index_2.html

 コロンビアアウトドアファミリースクールの2時限目は、「展望の飯盛山 日帰りハイキングに挑戦!」ですって。しかも6月18日の木曜日には、原宿店で机上講習会もあるらしい!! 気になった人は、まずは、行ってみましょっか!

             

■飯盛山/登山情報
その1 ファミリー向けショートルート[歩行時間計約2時間]
しし岩駐車場(45分)平沢山(20分)飯盛山(25分)平沢山(30分)しし岩駐車場
その2 がっつり歩きたい人ルート[歩行時間計約3時間50分]
JR小海線清里駅(20分)大門川分岐(20分)宮司の滝(40分)林道(40分)平沢山(20分)飯盛山(50分)平沢集落(20分)大門川分岐(20分)JR小海線清里駅
地図:『山と高原地図32 八ヶ岳・蓼科・美ヶ原・霧ヶ峰』(昭文社)

 
 
ライター
Akimama編集部
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