• 山と雪

もっと知りたい! この夏の奥日光・中禅寺湖周辺の遊び方・楽しみ方!

2021.08.02 Mon

北村 哲

北村 哲 アウトドアライター、プランナー

 そろそろ登山やキャンプに行きたいなと思いながらも「どこへなにをしにいこう?」と迷っていた筆者が、奥日光に興味を持ったのは5月末のことでした。東京・代々木八幡のイタリアンレストラン「LIFE」に訪問した際に、オーナーシェフ相場さんと話をしていると「7/22に奥日光・中禅寺湖にポップアップレストランをオープンする」ということや「オープンに向けて一部の関係者と6/9(水)にトレッキングイベントを行う」と聞き、興味津々だった私は「ぜひ参加したい!」とすぐにお願いしたのでした。

 6/9(水)のイベント当日、参加者は「LIFE Son National Park」があるホテル「レイクサイド日光」へ朝9時に集合しました。今回の企画は、1泊2日のイベント。日中はトレッキングで中禅寺湖の自然を楽しみ、ホテルに戻ったら源泉掛け流しの温泉やレストランでLIFE相場さんが監修した「山の食事」をテーマにしたメニューを夕飯と朝食で楽しむというものでした。

LIFE 相場 LUNETTS+山の道具屋 リュネッツ 水戸イベントの朝、LIFE相場さん(右)と、案内を務める黒磯の「LUNETTS(リュネッツ)+山の道具屋」の水戸さん(左)が挨拶とかんたんな説明をしてスタート!

イベントの数日前までは曇りや雨も多かったようですが、当日の天気は快晴! 湖畔沿いには、中禅寺湖で唯一のキャンプ場「菖蒲ヶ浜キャンプ場(しょうぶがはま)」が絶景ポイントにあります。

 今回歩いたのは「中禅寺湖周回線歩道(北岸線)」の一部。昨年、この歩道は大きな修繕工事が完了したばかり。木道や手すり、階段など、とてもキレイに整備されていました。途中、急な登りの階段を登りきると、湖を一望できる展望台が設置されているなど、心憎い演出もあり、とてもよかったです。

中禅寺湖周回線歩道(北岸線)修繕後の「中禅寺湖周回線歩道(北岸線)」のレポートは、コチラ

 途中、小休止をした「栃窪(とちくぼ)」や「熊窪(くまくぼ)」あたりでは、「ここは海の入江か?」と勘違いしそうな砂浜のような場所が突如出現! 透明感のある水にもおどろききました!! まさに、SUPやカヤックを楽しむ人々のためにあるようなこの場所。はじめて知った、とても魅力的な場所でした。

今回のトレッキングでは歩道や湖からしかアクセスのできない、まるでプライベートビーチのような場所が2〜3ヶ所ありました。クルマやモーターボートの音のしない、おだやかな空気感が心地よい場所。人力でしかたどり着けない場所って、ワクワクしますね。

 ちょうどお腹が空いたなーと思い出したころに、今回の目的地「千手ヶ浜」に到着。真っ青な空に、クッキリと美しいシルエットの「男体山」を拝むことができたのでした。

男体山真っ青な空と湖に緑のシルエットが美しい男体山。

今回のトレッキングを企画された、相場さん(右)と水戸さん(左)。がんばりすぎず、ペースも距離もちょうどよい。参加者のみなさんが終始笑顔だったのも印象的でした。中禅寺湖の自然を満喫できた、とても楽しいトレッキング企画。今後の展開も期待してます!

 今回のイベントの楽しみのひとつ「特製ランチボックス」。メインシェフの緑川さんは、2019の夏、アメリカ国立公園ヨセミテから始まる「JMT(ジョン ミューア トレイル)」を約1ヶ月かけて歩いた経験もある、登山やトレッキングなどを自然を愛する料理人。今回用意していただいたランチボックスの蓋を開けると “ドドーン” と、おにぎりがふたつとゆでたまご。鮮やかな野菜のグリルや鶏ハムなど、ボリューム満点! お腹いっぱい&元気いっぱいになりました!!

こちらが、「特製ランチボックス」。お腹がすいたら、やっぱりおにぎりがいちばん!

「千手ヶ浜」から先のプランはいくつかあったようですが、帰りは同じ道を引き返すことになりました。行きに歩いた道をのんびりと湖畔の景色を楽しみながら、また戻ります。往路の途中で印象的だった場所で写真を撮ったり、小休止したりと、歩かないとわからなかった魅力的な場所を改めて堪能することができました。

千手ヶ浜 低公害バス「千手ヶ浜」には、低公害バスを利用してアクセスすることも可能です(※遊覧船の「菖蒲ヶ浜−千手ヶ浜」は、6/1〜30までの期間限定の運行でした。すみません!)。体力に自信がなかったり、疲れてしまって帰りは歩きたくないという人は、これらの交通機関を利用できるという強みも魅力的。サイクルシェアやご自身で自転車を持参して、サイクリングで訪問するのも楽しそうです。ここから、さらに山間部に進むと「西ノ湖」があります。

 帰り道では、参加者のみなさんは、さらなる楽しみ方を模索しながら戻りました。SUPやカヤックなどの湖でのアクティビティや奥日光のさらに山間部に向かう「戦場ヶ原」や「湯元温泉」なども滞在日程のなかで組み込んでみてもおもしろそうです。

 私自身は「今回イベントで心地よく快適にトレッキングを楽しむことができたのは、なんでだろう?」と思いながら歩いていたのですが、思い当たることはいくつもありました。そもそも、このエリア自体が標高が高い山の上であり、さらにほとんど湖畔を周遊する歩道では、登山とちがってアップダウンが少ない。水辺の側もたくさん歩いたしなと、納得の結論になったのでした。登山や縦走をしたいという思いはあるものの、コロナ禍でしばらく山に行けていない。リハビリ登山や、初心者や子ども連れの人にもよいコースだなと思いました。

 さて、イベントから1ヶ月ほど経ち、7/22(木・祝)に「LIFE Son National Park ポップアップレストラン」が、ついにグランドオープン! 前回の訪問時に気になっていた場所もあり、さっそく現地へ。中禅寺湖についてからは、前回歩けなかった南側の湖畔を歩いてみたり、遊覧船の乗り場をチェックしながら、ランチタイムにレストランへ向かいました。

参宮橋のLIFESonにも通じる、木製家具や本棚、暖かい光のランプシェードなど、落ち着きのある店内。

 見た目も華やかなランチメニューは、LIFEのそれぞれのお店のメニューと異なる、こちらのレストランではじめて見るものばかり! とても迷ったのですが、パスタ好きの筆者は「夏野菜のミートソース・パッパルデッレ」をいただきました。パッパルデッレは、かなり幅が広い平打ち麺で、タリアテッレよりもさらに太いのが特徴的で、ボリュームもあって、食べ応え十分!! ランチ営業をスタートしてまもないこともあり、今後は平日と週末のメニューの内容や品数も少しずつ変更するなどしていくそうです。

この日、ランチメニュー3種「夏野菜のミートソース・パッパルデッレ」「ブラータチーズと季節の野菜」「えんどう豆と生ハムのタルティーヌ」とデザート4種「パンナコッタ・パイナップルマリネ」「ブラウニー・アイスのせ」などを提供していました。こちらで提供しているパンは、福岡・糸島の「OKUZOE SEIPAN(奥添製パン)」のもの。有機小麦粉を使用した、しっかりとした味は料理とピッタリで絶品! 現地のようすやメニューが気になる人は、インスタグラムでさまざまな情報を発信をしているので、ぜひチェックしてみてください!
(注)ランチは、要予約 ☎︎0288-25-5854 / 営業時間 11:30〜14:30(lo.14:00) / 定休日 火、水曜日

 また、ここのランチには、すごい特典がついていることが判明しました。なんとランチ利用のお客さまには「日帰り温泉のサービス付き」だそうです!

 このレストランは「レイクサイド日光」というホテルの1Fにあり、施設内に源泉掛け流しの温泉があります。「日帰り温泉」のサービスは、ホテルが別途提供しているのですが、なんとランチ利用のお客様には無料で日帰り温泉まで提供していただけるという太っ腹なサービス!

 登山の下山時、キャンプ明けの帰宅前、釣りやサイクリングのあとなどに、ランチと温泉入浴がセットで提供してもらえるなんて、アウトドアユーザーにはカンペキな組み合わせではないでしょうか!

注)温泉用のタオルは、ご持参ください! 忘れた場合は、タオルのレンタルや販売もしています。

 7/22のランチ営業のオープンと同時に、「レイクサイド日光」1Fロビーでは、ポップアップショップを展開中! トレッキングイベントで案内役だった黒磯の「LUNETTES+山の道具屋」さんと、レストランの一部の家具も手がけた「MOBLEY WORKS(モーブレーワークス)」さん、どちらも相場さんとゆかりのあるお店であり、こちらのレストランにピッタリの品揃え。即戦力になるアイテムが、たくさんありました。

リュネッツ水戸さんがトレッキングイベントで使用していたオリジナルブランド「Shelf」のアイテムや、フライフィッシングが趣味のMOBLEY WORKS鰤岡さんのランディングネット「LAST CHANCE」など。本人たちがプレーヤーであり、実際に使用しているものが商品になっているは、信頼感がありますよね。

 奥日光の中禅寺湖周辺のエリアに魅力を興味を持っていただいた人に、このエリアの簡単な解説を少々。中禅寺湖は「日光国立公園」のなかにあり、日本一標高の高い湖。海抜1,269m、最大水深163m、周囲約25㎞(東西約6.5㎞、南北約1.8㎞)。中禅寺湖は、男体山(なんたいさん)の噴火によってできた、火山性堰止湖(せきとめこ)。ヒメマスをはじめとするマス類やワカザギなどが放流され、釣り人に人気のスポットです。クルマで一周できる道路がなく、湖畔を一周するにはトレッキングするしかありません(現在、中禅寺湖周回線歩道(南岸線)は改修工事のため通行止め)。サイクルシェア遊覧船を利用して移動するのも楽しそうでしたよ!

(上)公共交通機関を利用して、アクセスしやすいのも魅力。JRと東武日光駅にあるバス停からは、中禅寺湖で、華厳の滝県立日光自然博物館に向かう「中禅寺温泉行き」と、中禅寺湖を経由してさらに奥の「戦場ヶ原」や「湯ノ湖・湯滝」に向かう「湯元温泉行き」がある。東武日光駅内に案内所があるので、相談してチケットを購入するのもよいでしょう。(下)日光自然博物館の入口に、サイクルシェアがある。中禅寺湖の観光案内・交通手段などは、コチラ

 遅ればせながら、奥日光の魅力に気がついた今シーズン。キャンプやSUPもやってみたいし、トライしたいことが盛りだくさん! またすぐにでも訪れることでしょう。みなさまも、これからのシーズン、訪問先のひとつにいかがですか?

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