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○○こそが山カレーをおいしく作る最大のコツ!「ものぐさ男の山ごはん51」はコンビニ惣菜で作る絶品カレー

2020.05.15 Fri

A-suke BASE CAMP 店長

みなさん、こんにちは。「BASE CAMP」のA-sukeです。
ソロでの軽いハイクだと朝イチ電車に乗る前にコンビニで昼ごはん買う人も多いと思うんだけど、温かい食事を山で食べたくない?ってことで「コンビニ食材を利用した山ごはんレシピを紹介していこう」というのがこの連載。

 5月になり、GWも終わりましたが、未だにフィールドに出かけたくても出かけられない日々ですね。もうひと踏ん張りといったところでしょうか?

 この連載はコンビニ食材でササっと作れるレシピなので、正直「時間がある今だから手間かけて料理したい」なんて言う人にはオススメできません。調理時間は5分程度の速攻レシピばかりだからね……。

 先月の「災害時にも役立つ炊飯」に続いて今月は禁断のゾーンへ突入します。

 それは……。
 カレーです。

 先月米の用意の仕方について長々と書かせていただきましたが、メシなんてものは白い米が用意できるとなればおかずやどんぶりの具を用意すればイイだけなんです。

 で、やっぱり外で白いごはんときたらカレーでしょう!

 しかしキャンプや山でカレーなんて小学校の飯ごう炊飯以来やらないねぇ……。という声が多いのも事実。しかし、ポイントを押さえれば山ごはんとしてこれ以上ないほど簡単でおいしく調理できるのです。
 今回用意するのはセブンイレブンの「金の豚角煮」とゆで卵。新商品の「エッグポット」はほうれん草も入ってるので買ってみたけど正直タマゴ2個は多いかも(笑)。

 そして使う調味料は……。
 カレー粉のみ。ポイントは入れすぎないこと、だけ。意外なほどスパイシーでおいしいカレーができあがる。

 ちなみに、カレー「粉」はスパイスを調合したもので、いわゆるミックススパイス。小麦粉や塩や砂糖などは含まれていないから、これを混ぜただけではカレーの香りは付くけど味は付かない。カレー風味になるものの通常のカレーにはならない。

 一方、市販されているカレールーというものはカレー粉をさらに進化させて小麦粉やバター、塩、砂糖などを混ぜ込んだもので、野菜とお肉を炒めて混ぜればカレーができあがる複合調味料といった感じ。

 今回使うのはカレー「粉」。

 では調理していこう。
 コッヘルに角煮をあけて加熱していくわけですが、加熱とともに水分が蒸発していくので、角煮をコッヘルに移したらまずはコップ1/2くらいの水を足します。
 で、角煮を適度なサイズに崩しながら中火で加熱します。
 沸騰したらカレー粉を入れます。
 量はティースプーン一杯くらいかな。多すぎると引けないので少ないかな?くらいで味見してください。

 味に問題なければほうれん草入れてできあがり。トッピングのゆで卵は好みのサイズにカットして食べよう。
 とりあえず蒸した塩にぎりと一緒に食べてみた。

 角煮の甘みとカレー粉のスパイシーな味わいが合わさって、思った以上に奥行きがある! そしてこの材料ならもちろんリゾットもOK。

 ということで……。
 直接カレーにパックごはんをブチ込んでみた!
 細かく割りながら加熱していけば……。
 おぉ……。何ておいしそうなカレーリゾット。ほうれん草とゆで卵だけでココまでバエるとは……。

 もちろん味も文句ない。繰り返しになるけど甘みとスパイスがいいバランスで奥行きがあっておいしい! リゾットにするなら米が水吸うので初めに入れる水を少し大めにした方がいいかもね。

 さて、今月はもう一個レシピを紹介しよう。
 サバ缶を使ったサバカレーだ。コツは「味噌煮」を使うこと。

 ん? なんで缶が開いているかって? 缶だけ全部作った後の撮影だったからさ!
 あとはやることは同じ。

 コッヘルにサバ缶を汁ごと開けて中火で加熱。サバ缶は水分多めで温まりやすいので加水はナシでOK。適度なサイズに崩しながら沸騰させて……。
 カレー粉をティースプーン1杯分くらい加えます。写真の量だと少なすぎるから、この2倍~3倍くらいかもね。でも慎重にね!
 そしたらもう完成ですので蒸したパックごはんで召し上がれ。
 うーん、おいしい! 味噌煮の甘みとカレー粉のスパイシーな味わいが……。
 
 そう。甘みこそが重要なコツだったのです! 甘みが強めな肉系総菜だったら、大抵はカレー粉ブチ込んでおけばなかなかおいしいカレーに早変わりなのだ。一見相性がいいか想像がつかないかもだけど、カレー粉だけで奥行きが出るのは強い甘みがあるおかげなのだ。

 次回も白米に合うおかずレシピを紹介するよ!
(文・写真=BASE CAMP A-suke)


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