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CAJが「アウトドアでクマと正しく付き合うための6つの原則#ステイコネクテッド」を発表

2026.06.28 Sun

滝沢守生(タキザー) よろず編集制作請負

 一般社団法人コンサベーション・アライアンス・ジャパン(CAJ)は、本格的なアウトドアアシーズンを前に、フィールドに出かけるアウトドアユーザーへ向けた「クマ対策の基本指針」を発表しました。
 近年、全国各地でクマとの遭遇や痛ましい事故が数多く報告されています。私たちの活動のフィールドである豊かな自然は、同時にクマをはじめとする野生動物のすみかでもあります。CAJは、根本的な環境問題の解決を目指すとともに、まずはアウトドアを楽しむ一人ひとりが「自らが足を踏み入れるフィールドのハザード(危険)を認識し、自己責任でリスクマネジメントを行なうこと」が何よりも重要であると考えています。いたずらにクマを恐れるのではなく、正しい知識を持って、クマをはじめとする野生の動物と向き合い、自然を畏れ楽しむために、以下の6つの原則を多くのアウトドアユーザーに知ってもらいアウトドアに出かけてもらいたいと考えています。 

 これはコロナ禍においてCAJが、心身の健康と安全を最優先に、人々が野外活動を通して、自然と適切なつながりを保ち続けることを目的に、その基本となる行動ガイドラインとして「#ステイコネクテッド~自然と適切につながるための6つのヒント~」を発表したことに続くもので、当該指針の作成にあたっては、国立公園など自然公園の計画・管理・運営の研究に携わっている北海道大学大学院農学研究院の愛甲哲也教授の監修のもと、多くのステークホルダーとの協働で発表しています。キャンプ場や山小屋、グリーシーズンのスキー場や自然公園など多くの事業者に#ステイコネクテッド とハッシュタグをつけて本指針を拡散してください。本指針に関わる画像や文面などは著作権フリーです。ダウンロードして出力、掲示、配布するなど自由に利用してください。



【アウトドアでクマと正しく付き合うための6つの原則】



1. 出かける前に、そのフィールドを知る

目的地にクマが生息しているか、直近の出没情報がないか、事前に必ずフィールドの管理者や自治体の情報を確認しましょう。クマがいるかもしれないという「ハザード(危険)」を正しく認識し、リスクが高いと思ったら、迷わず計画を変更しましょう。自分自身でリスクマネジメントを行うことが、アウトドアを楽しむための第一歩です。

2. あなたの存在をクマに知らせる

クマの多くは人間を避けたいと思っています。見通しの悪いトレイルやカーブ、クマの活動が活発になる早朝や夕暮れ時などでは、熊鈴やホイッスルを鳴らしたり、手を叩いて音を出したりして、自分の存在をクマに知らせ、不意な遭遇を防ぎましょう。

3. 絶対に、人間の食べ物の味を学習させない

食事の汁や食べ残し、ゴミの放置は厳禁です。匂いに誘われたクマが人間の食べ物の味を学習してしまうと、人間と食べ物を結びつけるようになり、人を恐れない危険な個体を生み出す原因となります。持ち込んだ食べ物やゴミは、必ずすべて持ち帰りましょう。野営を伴う場合はフードストッカーの利用も検討しましょう。

4. 遠くで見つけたら、静かに立ち去る

距離のある場所でクマを見つけた場合、写真や動画を撮るために近づくような行動は絶対にしてはいけません。クマを刺激しないよう、静かにゆっくりとその場から離れましょう。もし子グマがいた場合、近くには神経質になっている母グマが必ずいるため、速やかにその場を離れてください。また、フンや足跡などクマの痕跡を見つけたら立ち去りましょう。

5. 近くで遭遇したら、走らない・背を向けない

万が一、至近距離で遭遇してしまった場合、慌てて背を向けて走って逃げるのは非常に危険です。走って逃げるものを追いかけるというクマの本能を刺激してしまいます。落ち着いて低い声で話しかけ(自分が人間であることを知らせ)、クマから目を離さず、ゆっくりと後ずさりをして距離をとりましょう。

6. 万が一の攻撃に備え、防御手段を身につける

クマが向かってきた場合、クマ撃退スプレーを持っていれば、有効射程距離(5mが目安)まで引き付けて顔に向けて噴射します。それでも避けられない攻撃を受けた際は、うつ伏せになり、両手で首の後ろをしっかりガードし、背中のリュックを盾にして急所を守る「防御姿勢」をとってください。

豊かな自然環境は、適切な知識と準備があってこそ安全に楽しむことができます。餌付けをしたり観察目的で接近したりつきまとうことをやめるよう法令で規制されてる場合もあります。一人ひとりが野生動物の生態を尊重し、行動規範を守ることで、人もクマも不要な悲劇を避けることができます。正しく知り、正しく怖れて、素晴らしいアウトドア体験をお楽しみください。

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https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000045833.html

滝沢守生(タキザー) よろず編集制作請負

本サイト『Akimama』の配信をはじめ、野外イベントの運営制作を行なう「キャンプよろず相談所」を主宰する株式会社ヨンロクニ代表。学生時代より長年にわたり、国内外で登山活動を展開し、その後、専門出版社である山と溪谷社に入社。『山と溪谷』『Outdoor』『Rock & Snow』などの雑誌や書籍編集に携わった後、独立し、現在に至る。日本山岳会会員。コンサベーション・アライアンス・ジャパン事務局長。

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