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国立科学博物館 特別展『グレートジャーニー 人類の旅』開催!

2013.03.03 Sun

宮川 哲

宮川 哲 アウトドアライター、編集者

 人類はどこから生まれ、どこへ向かっていくのだろう? そんな永遠の謎をたどる旅路「グレートジャーニー」といえば、探検家の関野吉晴さんを思い浮かべる人も多いはずだ。そもそもグレートジャーニーとは、イギリスの考古学者ブライアン・M・フェイガンが生み出した言葉で「20万年前にアフリカで誕生したとされる人類が、6万年前から世界中へと拡散していった偉大なる旅路」を表現している。 

 その旅路を人力のみでたどったのが関野さんのグレートジャーニーで、1993年から8年3ヶ月を掛けて実施されている。関野さんは本来のグレートジャーニーとは逆のルートをとった。スタート地点は南米大陸の最南端ナバリーノ島。ここから南米、北米を北上し、アラスカからシベリア、中央アジアを経て東アフリカへと向かっていく。また、2004年から2011年にかけては、テーマを日本人のルーツに絞り、彼らがどうやって日本列島へと到達したかをたどる3つの旅も実施している。こちらは、シベリアから間宮海峡を渡ってサハリンから北海道へといたる北方ルートと、ヒマラヤから東南アジア各国、中国から朝鮮半島、九州へといたる南方ルート、そしてスラウェシ島から島づたいに海を渡り、台湾から沖縄へといたる海のルートの3つの旅路だ。関野さんはこの旅路を「新グレートジャーニー」と名付けている。

 これらの旅路を通じて、自然と一体となって暮らす現地の人々の懐のなかへと入っていく関野さんの姿は、以前、フジテレビのドキュメンタリー番組『グレートジャーニー』そして『新グレートジャーニー』に紹介され、多くの話題をさらったものだ。今回の特別展は、この番組をベースにしたもので、関野さんは監修役となって準備を進めている。特別展では、人類の誕生・拡散の歴史と世界各地の辺境で自然とともに暮らす人々の姿などを、人類学、考古学、民俗学など多角的な視点から考察し、展示する。自然災害、地球規模の環境問題、3.11、混沌とした現代社会……人類の歩んだグレートジャーニーを通じて、現代を生き抜くためのヒントを探す。これこそが、特別展『グレートジャーニー 人類の旅』のテーマである。
                                                                                                            
■国立科学博物館 特別展 『グレートジャーニー 人類の旅 この星に、生き残るための物語。』
会場:国立科学博物館(東京都台東区上野公園7-20)
開催期間:2013年3月16日(土)〜6月9日(日)
     9時〜17時(金曜日は20時まで/入館は各閉館時刻の30分前まで)
休館日:毎週月曜日、5月7日(火)
    ※ただし、3月25日、4月1日、29日、5月6日の各月曜日は開館
チケット:[前売り/3月15日まで販売]一般・学生 1,300円、 小中高校生500円 
     [当日]一般・学生 1,500円、 小中高校生600円、金曜限定ペア得ナイト券 2,000円
プレイガイド:チケットぴあ、ローソンチケット、イープラス、楽天チケットほか
主催:国立科学博物館/フジテレビジョン/朝日新聞社

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