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2015年度〈アウトドア環境保護基金〉への申請締め切りまであとわずか

(2015.12.16)

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日本におけるアウトドアスポーツ関連の企業が集まり設立されたCAJは、各社の売上規模によって年会費を集め、その基金をアウトドアフィールドの保護のために活動している日本国内の団体に資金援助しています。

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先の震災によって崩壊してしまった宮城県金華山の登山道を整備し、ボルダリングエリアとして新たな地域振興をはかるNPOファーストアッセントジャパンの活動も支援。

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自然保護活動は問題の大きさによってはとてもつなく長い時間を要することもある。その結果、残念ながら成果をあげられずに失われてしまった自然も多い。八ッ場ダムの建設によって湖底に沈む吾妻渓谷。

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その自然環境が豊かであるという指標のひとつが、そこに息づく貴重な生き物たちである。その貴重な生き物たちの生態系を守ることでフィールド全体の保護がはかられる。

 アウトドア関連企業が会員となり、集めた会費を資金援助という形で環境保護団体に支援する、コンサベーションアライアンスジャパン(Conservation Alliance Japan 以下 CAJ)という基金団体が設立されてから15年。これまでに、日本各地で草の根に活動をしてきた141もの団体に対し、7000万円以上を拠出。昨年度だけをみても15団体に対し、700万円近い資金提供を行なってきた。
  
 現在、CAJに加盟するのは、設立時の会員企業でもあるパタゴニア、ザ・ノースフェイス、WILD-1をはじめ、スノーピーク、キーン、チャムス、マウンテンハードウェア、マックパック、ヘリーハンセン、モントレイルなどのアウトドアブランドやショップに加え、キャンプ場のピカ、アウトドア雑誌を刊行するエイ出版社まで、アウトドア関連企業9社12ブランド。190社もの企業が会員となっている本場アメリカのコンサベーションアライアンスに比べるとまだまだ寂しい数ではあるが、自然保護活動を地道に行なう団体にとっては、心強い存在であろう。

支援の対象となるのは、アウトドアフィールドとして価値のある自然地域や、その環境の豊かさを示す貴重な動植物の保護を目的に活動をする団体で、上限50万円が資金援助される。2015年度の助成申請の締め切りは、来年2月15日、CAJのホームページから申請できる。

 日本のアウトドアムーブメントが多様な広がりを見せるいっぽう、日本の自然環境やアウトドアフィールドが置かれている現状は、当時よりもさらにシリアスなものになっているともいえよう。そのような状況の中、地道に活動している団体のおかげで守られてきた自然やフィールドがあることを私たちは忘れてはならない。

 
 
ライター
滝沢守生(タキザー)

本サイト『Akimama』の配信をはじめ、野外イベントの運営制作を行なう「キャンプよろず相談所」を主宰する株式会社ヨンロクニ代表。学生時代より長年にわたり、国内外で登山活動を展開し、その後、専門出版社である山と溪谷社に入社。『山と溪谷』『Outdoor』『Rock & Snow』などの雑誌編集に携わった後、独立し、現在に至る。

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