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サクラもいいけど、宇宙で「春」を感じてみよう。あ、麦星み〜っけた。

(2016.04.01)

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天体望遠鏡国内シェア60%以上を誇るビクセンの広報担当/都築泰久さんから、春を星空から感じ取るコツを教えてもらいました。春うららかな夜、花見と星見の合わせ技。なんて風流なんでしょう〜!!

      

 サクラの花も盛りの一週間。ついこのあいだまで一輪二輪と咲き始めたと思ったら、いつの間にやらもう満開。季節の巡りは早いものです。寒かった冬も終わって、春本番を感じる出来事に気持ちもわくわくしてくる今日この頃です。

 そこで今年の春は、ちょっとロマンチックに宇宙(そら)でも“春”を感じてみませんか? サクラの花の奥に輝く星空を眺めつつ、あ、春が来たなぁと実感できれば、シメたもの。より広い世界へ、宇宙へと興味の枠はどんどん広がっていきますよ。

 まずは、春を星空から感じ取るポイントを3つご紹介します。

宇宙で春を感じるには~その1
「西の空に冬の王者の姿を見る」

「オリオン座」。冬の代表的な星座、オリオン座。 撮影:成澤広幸

 見つけやすい星座ナンバーワン?のオリオン座。

 冬の寒空では20時ごろには天高く昇って明るく輝き、こん棒片手に勇猛なポーズをとっている姿は、まさに冬の王者の風格でした。しかし春になるにつれて、王者は主役の座にはいられなくなります。

 暗くなり始めた西空にオリオン座は沈みはじめ、早々に夜空の舞台から降りていきます。冬の王者が姿を消していく様は、そのまま春の訪れを意味します。

 そして、オリオン座が西の空に沈みつつあるとき、東の空には春の役者が登場します。「麦星」なんて、むかしの人たちはステキなネーミングをするものです。
       
 
宇宙で春を感じるには~その2
「東の空で麦星を探そう」

 オレンジ色に輝くうしかい座の一等星“アークトゥルス”、和名では麦星。麦が熟れはじめるころ夜空に登場し、麦を刈る5月にはちょうど空の高いところに目立って輝くことから、この名前が付いたそうです。

 日没後の東の空に、明るいオレンジ色の麦星が見つかれば、それはもう春がはじまっているサインです。
 
 夜風に麦の薫りを感じられそうな、そんな風流な夜になりそうですね。アークトゥルスに続いては、あの“ビッグ・ディパー”です。
 

宇宙で春を感じるには~その3
「天高く輝くひしゃくを見つけよう」

「北斗七星」。七つの星がきれいに並ぶ北斗七星。 撮影:成澤広幸

 見つけやすさではオリオン座と競う“北斗七星”。ひしゃく型に並ぶ七つの星は、おおぐま座という星座の一部(背中からしっぽあたり)です。

 ひしゃくの先の部分にあたるふたつの星をつないで5倍に伸ばすと、そこにあるのが北極星。小学校でも習いますよね。

 春はこの北斗七星がとても見つけやすい時期です。暗くなったら、頭の真上の空を見上げてください。そこに大きなひしゃくが見つかれば、もう春ですよ。

 オリオンが去り、アークトゥルスが登場し、北斗七星が君臨する。季節はもう春。今年は、花見のついでに、夜空をジッと眺めてみてくださいね。
     

 ちなみに、星や星座を探すのに便利なのが、ビクセンの無料アプリ『Moon Book』です。

 スマホやiPadなどのモバイル機器を星空にかざすだけで、Moon Bookの「リアルタイム星図表示機能」が、その方角にどんな星や星座があるのかを画面に表示してくれます。東西南北、どこでもOK。本来見えているはずのない、地球の裏側(南半球)の星空まで表示されちゃうんです。これ、本当にオススメの星座アプリですよ。
ビクセンが提供する無料アプリ。月の満ち欠けや月食の情報、リアルタイムで星空情報を表示してくれます。「リアルタイム星図表示画面」では、スマホなどを星空にかざすだけで、その方角にある星座や惑星がわかる仕組みに
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ライター
都築泰久(ビクセン企画部)

総合光学機器メーカービクセンのCSV担当役員。「星を見せる会社になる」の企業ビジョンのもと、“宙ガール”や“スターパーティ”の提案で、新しい星空ファンを開拓中。

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