line_box_head

【レポート】夏目彰さんと豊嶋秀樹さんの出会いの旅「HIKE / LIFE / COMMUNITY」の様子を東川町から

(2017.07.07)

カルチャーのTOP

icon

「HIKE / LIFE / COMMUNITY」は現在進行中のプロジェクトです。6月29日の帯広を皮切りに月30日の鎌倉まで、東日本14の会場で山と道のポップアップショップとトークショー&懇親会が開催されます。

 去る7月1日、北海道の東川町では、このプロジェクト2か所目となるセッションが開催されました。北海道の、しかも道北エリアで山と道のプロダクトに触れるチャンスは少ないとあって、会場となったセレクトショップ「ソルト」には多くのお客さんが来場なさいました。

  • 自然豊かな東川町のセレクトショップ「ソルト」では、ウッドデッキにポップアップショップを設営。森の中を抜ける風を楽しみながら、最新作の説明を聞き、好みのパックをオーダーすることができました
  • その軽さ、細かな作りに感嘆の声が上がるほど。自然の厳しい大雪山系が主なフィールドとなる地域ですが、ULの思想はさまざまな遊び方を刺激してくれそうです
  • 山と道の夏目さんは、ライブシルクスクリーンを通じてコミュニケーション。お客さんが持ち込んだTシャツやエプロン、トートバッグにプロジェクトのロゴや山と道のアートワークをプリント
  • 左)山と道・夏目 彰さん 右)アーティスト・豊嶋秀樹さん

 この旅に参加しているのは山と道の夏目 彰さんご一家とスタッフの黒澤さん、そして豊嶋秀樹さん。
 夏目さんはポップアップショップを展開しながらライブでシルクスクリーンを披露し、ULハイキング(Ultra Light=ウルトラライト。荷物を軽量化することでフットワークを良くして、より自然を楽しむというハイキングスタイル)について話してくれます。

 豊嶋さんは九州を中心としたハイカーコミュニティ「HAPPY HIKERS」を運営している、今回のプロジェクトリーダー。その豊嶋さんに今回の旅のコンセプトを伺ってみたところ、プロジェクト名がすっと腑に落ちるスマートな答えが返ってきました。

「よく、ストレス解消で山に行くんです!って日頃の憂さ晴らしのようにおっしゃる方もありますが、日常生活がしっくりきてないのに、山だけがしっくりくるってなかなか難しいと思うんですよね。やっぱりそこは繋がってると思っています。
 僕自身、ULを経験したことで、生活に対する考え方がものすごくシンプルになりました。あんなに少ない道具でも山で生活できる。それが分かったことが、仕事の仕方や移住といった、生き方の方法論にまで繋がった気がするんです。
 山登りで思うことや感じることって、日常生活と完全に切り離されたものじゃない。そういう意味で「HIKE」と「LIFE」は分けることはできないと思うんです。
 人も同じで、仕事の仲間と山の仲間をキッパリ分けることはできないですよね。繋がりは、かならずどこかで重なり合って影響しあっていく。だから、山に行くことを裏支えしてる「COMMUNITY」みたいなものは、ひとつながりになっている。
 僕の中で「HIKE」と「LIFE」と「COMMUNITY」は循環して、ともに支え合ったり融合したりしてるものなんです。だから、それを形にしていくようなプロジェクトとして、まぁ一回やってみようってことなんですけどね」

ショップの壁をスクリーンにしてのトークショー。夏目さん、豊嶋さん、中川さんという、実にコアな考え方を持つその道の達人たちが、独自の視点と深い考察でアウトドアライフとそれに関わる暮らしや人のつながりを話してくれました

 選出された14の会場は、夏目さんか豊嶋さんかが深く関わった場所ばかり。

「色んな人がいる場所を、自分たちが回遊魚みたいにまわってみたいなって思ったんですよ。で、出会いの場、繋がりの輪を作れたらおもしろいなと思って。
 離れた土地でも同じマインド持ってる人が出会っていくって、すごい意味があると思っていて。隣人の大切さもあるけど、遠いところにいる同じマインド持ってる人と繋がるっていうのも同じくらい重要なんじゃないかな、って」

 だからこそ、と豊嶋さんが強調したのは

「大事なのはトークショーが終わったあとの懇親会です(笑)」

 各会場ではその場所に合ったローカルゲストが招かれ、トークショーを行い、ゲストを交えた3人のクロストークに流れ込み、それがその後の懇親会の話題になっていきます。

  • 右に立つのは、東川町でガイドカンパニー「natures」を主宰する山岳ガイドの中川伸也さん。四季を通じて大雪山系の自然に親しむガイドさんですが、得意とするのはスノーボードでのガイディング。良い雪は見逃しません
  • 「ソルト」での懇親会はショップ内と同時に、ウッドデッキで、そしてバックヤードのファイアピットでと思い思いに。地元のカフェ「ノマド」のカレーも提供され、優雅で楽しいひとときとなりました

 参加者はもちろん、ローカルゲストも、場の空気も、アウトドアカルチャーのスタイルも、どの会場もそれぞれに違っているはずです。きっとイベントは、2つと同じものはないでしょう。

 つながり、集い、さまざまな考えや楽しみ方を交換できることが、このプロジェクトの醍醐味です。眺めているよりも参加したほうが何倍もおもしろい。そんな「HIKE / LIFE / COMMUNITY」の旅は始まったばかり。近くを通りかかったら(いや、近くないならがんばって足を伸ばしてでも)、このコミュニティに参加することをオススメしたいと思います。
 帰り道、山が好きでよかったな、と柔らかな気持ちになれると思いますよ。

「HIKE / LIFE / COMMUNITY」開催地と日程

帯広:HOTEL NUPKA 6/29(木)・ 6/30(金)
東川:SALT 7/1(土)・ 7/2(日)
札幌:FLHQ 7/3(月)・ 7/4(火)〜 7/9(日)
ニセコ:SPROUT 7/5(水)・ 7/6(木)
青森:八甲田山荘 7/8(土)
盛岡:岩井沢工務所 7/9(日)
秋田:KAMENOCHO STORE ヤマキウ南倉庫 7/11(火)・ 7/12(水)
山形:KUGURU(TONGARI BLDG.) 7/15(土)
仙台:analog 7/16(日)・ 7/17(月・祝)
那須:1988 CAFE SHOZO 7/18(火)・ 7/19(水)
高崎:SNARK 3F 7/21(金)・7/22(土)・ 7/23(日)
八ヶ岳:Gallery Trax 7/22(土)・7/23(日)
上田:book&cafe nabo. 7/27(木)・ 7/28(金)
鎌倉:大町会館 7/30(日)

以下のFacebookページでは各イベントの詳細の他、各会場でのトークショーの様子もムービーで配信しています
https://www.facebook.com/HikeLifeCommunity/

山と道 U.L. HIKE & BACKPACKING SHOP
「HIKE / LIFE / COMMUNITY」
http://yamatomichi.com/?mode=f18

 ちなみに。豊嶋さんによると「今回は東日本編」とのことで、10月には西日本編も開催の予定だそうです。楽しみですね〜。

 
 
ライター
林 拓郎

スノーボード、スキー、アウトドアの雑誌を中心に活動するフリーライター&フォトグラファー。滑ることが好きすぎて、2014年には北海道に移住。旭岳の麓で爽やかな夏と、深いパウダーの冬を堪能中。

line_box_foot