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最強のソフトクーラー「アイスミュール」に新モデル登場! ちょこっとの山旅にピッタリでした。

(2018.07.02)

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 暑い、とにかく暑い。夏です。今年もアイスミュールの季節がやって来ました。

 ミュール(mule)といえば、ロバのこと。アイスミュールは、さながら「氷を運ぶロバさん」ですね。

 Akimamaでも何度か紹介していますが、今シーズン、アイスミュールに新しいモデルが加わったので、さっそくフィールドで使い心地を試して来ました。
今回のアイスミュールの新作は、クラシックMINI。ストラップは取り外しも可能です。30ℓサイズのバックパックにピタリと収まります。
 さて、今回のアイスミュールは、肩掛け式のミニサイズ版。筒の底が「丸」ではなく、「四角」になっています。なんだか、ランチボックスにもなりそうな、少人数にちょうどいい大きさです。

 ところで、アイスミュールといえば、独特なシステムを取り入れたソフトクーラーです。ロールアップ式の筒状のパックで、外側のシェルと内側の壁の間に、自在に空気を吹き込める「空間」があります。

 どんな使い方をするのでしょう。クーラーですので、冷やしておきたい飲み物や食べ物を入れつつ、氷をドサッと。そして、トップの口を閉じたら、サイドにある空気の入れ口からフーフーと空気を入れ込みます。すると、二重構造の内壁がパンパンに膨らみ、内容物に密着します。

 こうすることで、冷やすべき空間を最小限に抑え、効率よく冷気をキープすることができるという仕組み。なかなか機能的で、長時間の保持が可能というわけ。

 今回のポイントは、なんといってもミニサイズ。どんなシチュエーションで使ったものかと考えつつ……山で使ってみることに決めました。このサイズの機能を最大限に活かせるのは、3人くらいの小パーティがベストかな?

 向かった先は、北八ヶ岳。坪庭から縞枯山をめざしました。と、その前に、道中にあったコンビニで冷やしたいもの! と、氷のパックを購入。小さくパッキングされたミニアイスミュールを袋から取り出し、しっかりとセット。氷を運ぶロバさんは、パンパンに膨らんでいます。
登山口へと向かう途中のコンビニで、欲しいなぁと思うものを購入! もちろん、氷も忘れずに。バックパックの左に立てかけてある青い物体が、収納時のクラシックMINIのサイズです。
 山行の予定は、もちろん日帰り。なので、バックパックの中身も必要最低限。ということで、膨らんだアイスミュールもバックパックにそのまま入れられちゃうんです。
ほら、山頂まではこんな具合で運びました。余裕で収まっちゃいますね、バックパックの中に。
 梅雨の晴れ間を狙って登ったこの日は、天気読み大成功。山の頂の上には、真っ青な空が広がっていました。縞枯山荘を過ぎた分岐点から、ただひたすらに直登ルートを登りきれば、そこは縞枯山の山頂です。シラビソの樹林帯で、展望はあまり効きません。でも、稜線を茶臼山方面へ抜けるとやがて展望も開け、目の前には南八ヶ岳のギザギザがハッキリと見えるほどに。
いやはや、この直登の急登はあっぱれ! もはや、潔しとするしかないほどのゲキ登りです。

 もひとつ、縞枯山の醍醐味といえば、山の名にもなっている縞枯現象ですよね。その最中に居ても、ただの枯れた樹林帯ではあるのですが、これが遠くから見ると、見事に「縞に」「枯れて」いるから、おもしろいですよね。なんでこんな現象が起こるのか科学的なことはともかく、縞枯現象をしっかりと見たいなら、お隣の茶臼山山頂からほど近い展望台まで足を延ばすのがベストです。
この季節の北八ヶ岳は、なんとも爽やか。汗をかくほどでもなく、さわやかに山登りが楽しめます。右上が縞枯山の全貌。いく筋かの白い帯がシラビソの縞枯現象です。不思議〜。そして、北八ツは森とコケのワンダーランドです。
 もちろん、われらももうひと山をワンプッシュ。こちらも、負けず劣らずの激急登でしたが(笑)。そして、縞枯山を望む展望台でプシュッとな。
左上)底の四角いフォームが特徴のクラシックMINI。右上)ブランドの発表によれば、氷を入れた上で、350ml缶が3〜4本、ワインボトルなら2本が入れられるとか。左下)で、わかりやすいように、口を開けたままバルブを開いて空気を入れてみると、こんな具合に。膨らんだ先に、見慣れた物体が。わかります? 右下)この状態を引きで撮ると、こうなります。
 おおー、キン冷え。自分で持ち上げただけに、さほどの罪悪感もなく、もひとつの山での醍醐味を心置きなく、楽しむのでした。

 この山頂までの行程はだいたい2時間弱。コンビニで氷を買ってからは3時間半強。夏の暑い日差しに晒されながらも、氷が溶けるなんてこともなく、冷えたビールは五臓六腑にパンチを利かせて染み渡るのでした。

 バックパックに入れられるミニサイズのアイスミュール、おひとついかがでしょう?
肩掛けタイプのクラシックシリーズは全部で4サイズ。この夏はこのアイスミュールを使い倒して見せましょう! 次回は、常夏で暴力的なギラギラの太陽が降り注ぐ、南海のフィールドでインプレッション。

 

アイスミュール/クラシッククーラーMINI
価格:6,500円+税
容量:9ℓ
重さ:534g
カラー:ブルー
サイズ:19×19×36cm(使用時)、32×10cm(収納時)
取り扱い:モチヅキ

 


 
 
ライター
tetsu

山岳•アウトドア関連の出版社勤務を経て、フリーランスの編集者に。著書に『テントで山に登ってみよう』『ヤマケイ入門&ガイド テント山行』(ともに山と溪谷社)がある。

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