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【毎日コフラン】冒険少年憧れの「防虫ヤッケ」。藤原祥弘のコフラン第1位は……バグジャケット

2019.06.20 Thu

藤原祥弘

藤原祥弘 アウトドアライター、編集者

首回りにはがばっと顔を出せるファスナーを装備。着用したまま飲食もできる。「大自然の中でバグジャケットを着て写真を撮る人」に憧れて30年。ついにバグジャケットの中の人になったが、私が撮影したのは野生動物ではなく自分自身、しかも撮影地は裏山だった。人に見つからないよう、セルフタイマーでしゃしゃっと撮りました。

「これは……あの……ジャケット!!……」

 ワニの研究者になりたいという息子は、私が手に入れたバグジャケットを見つけて言った。わかるか、息子よ。コイツは世界中のイカした研究者が着てるあのジャケットだ。

 私がバグジャケットの存在を知ったのは30年ほど前。買ってもらったアウトドアの教書に「虫除けに有効な道具」としてバグジャケットが紹介されていた。

 気にしはじめると、いろんなテレビ番組や図鑑でバグジャケットを目にするようになった。アマゾンやサバンナで野生動物を追うカメラマンや研究者、探検家はみな、バグジャケットを着て蚊柱に包まれていた。

「いつか自分も、バグジャケットを着てあの大地に立つのだろう」

 そう思っていたが、未だその日はきていない。動物カメラマンや探検家よりもだいぶ小さくまとまった私は、渓流でバグジャケットを使っている。

 バグジャケットのよいところは、見た目通りの通気性を確保しつつ虫を防げることだ。つば広な帽子をかぶってから着用すれば、顔や首回りに空隙ができて虫に刺されない。

 そんなに害はないけれど煩わしいメマトイ(目に飛び込んでくる小さいハエ)やアブの咬傷を防ぐことができるのはありがたい。魚の反応に集中できる。

 とはいえバグジャケットは万能ではない。半袖で着用した場合、ジャケットと腕が接している部分を狙って蚊やブヨが刺してくるのだ。

 蚊に喰われないために、私は技を編み出した。ジャケットのなかで腕をローリングさせることで、蚊に刺す隙を与えないのである。

 はたして私は暗い渓流の底でバグジャケットをかぶり、腕を高速でグリングリンさせて虫を防いでいたが、最近気がついた。

「渓流ってだいたい涼しいから、長袖着りゃいいんじゃね?」と。

 そう、コフランには顔まわりだけを保護する「DXモスキートヘッドネット」なるアイテムもある。認めよう。渓流での正解は、こっちをかぶって長袖を着ることだった。

 しかし私は、今日もバグジャケットを着て腕をグリングリンさせるのである。いつかアマゾンやサバンナを探索するその日に備えて。

 


◼︎コフラン バグジャケット
価格:3132円(税込) 
サイズ:M 75(着丈)×72(身幅)×85(裄丈)cm
素材:ポリエステル100%
重量:90g
 
 

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