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【青空campインタビュー】自分たちの未来スタイルを、キャップインフェスのなかに宿す。

(2016.05.11)

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ゆっくりキャンプと音楽を楽しんでもらうために、朝8時に会場。ライブがスタートするのが11時。

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毎年出演している光風&GREEEN MASSIVEには、ゲストボーカルとしてPAPA U-Geeが参加。他にもOKI DUB AINU BANDなど、バンドが多いのが今年の特徴。

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会場のハートランド朝霧は、緑が広がる牧場。キャンプサイトもゆったりとしたスペース。

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太陽の下、ワークショップも行われる。日曜はライブが行われない。キャンプをゆっくり楽しんでもらいたいというオーガナイザーの思いがそこにもある。

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ライブは20時に終了。標高1000メートル近い朝霧。暖かくなってきたとはいえ、防寒対策も忘れずに。

東日本大震災をひとつのきっかけにスタートした<青空camp>。かつては緑のなかで思いっきり遊んでもらおうと福島の子供たちを招待し、昨年は福島の猪苗代でも開催した。キャンプやフェスを通して、自分たちは何ができるのか。キャンプをしながら、音楽を楽しみながら考える未来。小さなフェスだからこそ実現可能なスタイルが、ここにあるのかもしれない。オーガナイザーの山口純司さんにインタビュー。

—— <青空camp>は、いつ、どんなきっかけで始まったフェスなのですか。

 2012年に、東日本大震災をきっかけに始まりました。不謹慎な発言かもしれないけれど、人って簡単に死んでしまうんだなと。いつ死ぬかわからないんなら、自分のやりたいって思ったことをやったほうがいいなと。それまではなんとなく流されて生きてきて…震災後に気付かされました。
 天災だけではなく、福島の事故も大きかったです。あの電気は東京の自分たちが使っていた電気だと知り、自分のこれまでの無関心さが本当に腹立たしかったです。そこに対しても何かできないかと。自分たちのやりたいことをやって、それが支援につながればいいなと。そのふたつの思いがあって初めたのが<青空camp>です。

—— かつては、福島の子どもたちを招待して、この<青空camp>で思いっきり遊んでもらうということを行っていました。今回は、このようなことは行わないのですか。

 今回は招待は行いません。招待を行っていた当時と比べて、今は状況が変化していると思っています。あとは朝霧までの距離が遠いので、参加者もそれほど多くないこともあります。
 いろいろ考えた結果、もっと近いところで、かつ安心して遊べる場を提供できればと思い、昨年は猪苗代湖でのイベントも行いました。それは支援という形ではなく、単純にイベントを行っているだけです。当初の支援という目的は、今はなくなってしまいましたが、何かしらでずっと関わっていくことが、大切なことだと思っています。
 静岡でやっているイベントに来た人が、<青空camp>が猪苗代でやっていることを知って、「何で福島でやっているのかな?」という疑問を持ってもらうことだけでも、意味があることだと思っています。

—— 二日目の日曜はライブが行われません。この意図は?

 都市型の電車で行けるフェスと違って、<青空camp>は車じゃないと来られない場所なので、基本はみなさん「キャンプ」なんですよね。そうすると、キャンプをして次の日にキャンプ道具を片付けてという中で、ライブをやってもゆっくり楽しめないのかなと。
また、仮に二日目にライブをしたとして、途中で帰らなければならない人もいると思うんですよね。たっだら、もう二日目のライブはなしにして、せっかくキャンプに来ているのだから、ゆっくりしてもらった方がいいのかなと。
 音楽だけじゃなくて、「キャンプ」+「音楽」というところが<青空camp>なんだということで、今はこの形で落ち着いています。

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ライター
菊地崇 a.k.a.フェスおじさん

フェス、オーガニック、アウトドアといったカウンターカルチャーを起因とする文化をこよなく愛する。フェスおじさんの愛称でも親しまれている。

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