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山形蔵王で開催されるフリーフェス、蔵王龍岩祭。音楽&温泉三昧が可能。

(2016.08.22)

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標高1000メートルに近い蔵王温泉。8月後半になると、秋も感じられる。夜は冷え込むので、キャンプの方は防寒対策も。

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物販も飲食も、山形を中心に全国から出店。個性的なショップがマーケットエリアには並ぶ。

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去年まではゲレンデに設置されたソーラー発電で電力をまかなっていた。今年はステージ電源にバイオディーゼルを使用するという。

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メインステージの他に、飛びいり枠も用意されたステージも用意。

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毎年のように出演しているTURTLE ISLAND。今年は土曜のトリを務める。21時にライブが終わった後は、アフターパーティーも開催される。

 山形県の蔵王。単独としては国内最大の面積を誇るスキー場と温泉で名を知られている。蔵王山は、日本百名山にも選ばれている。この蔵王で、入場無料の夏フェスが開催されている。「蔵王龍岩祭」だ。

「蔵王龍岩祭」は2006年にスタート。今年で11回目の開催となる。「夏の蔵王を盛り上げたい。音楽の素晴らしさを地元から発信したい。大自然の中で大きな音を出したい。誰もやったことがないお祭りをつくりたい…。いろんな思いを持った仲間が集まり、輪となり、蔵王で入場無料の音楽祭をやろうとしたのが、そもそものはじまりです」と蔵王龍岩祭の実行委員長の鑓水大輔さん。

 開催当初は、蔵王温泉街から少し離れた場所でオールナイトで開催していたそうだが、今では温泉街から歩いていけるゲレンデで行われている。ライブは21時で終了してしまうが、アフターパーティーも行われているので、「夜はもっと長くなくっちゃ」と思っている人も存分に遊ぶことができる。

 フリーフェスではあるものの、(仮)ALBATRUSやTURTLE ISLAND、NAMBA69、T字路sなどのライブが3日間で30近くもある。フェスでおなじみのバンドばかりではなく、地元のアーティストに場を提供していることも、このフェスの魅力のひとつだ。発表されたタイムテーブルにも「飛び入り枠」というのが設けられている。

 もうひとつ特徴的なのは、太陽光発電やバイオディーゼルなどでの電源に挑戦していること。残念ながら、今年は太陽光発電は実施されないとのことだが、地球に優しく、地域にも優しいフェスを目指しているのがわかる。

「みんなボランティアでやってますので、お客さん、アーティスト、スタッフの垣根がなく、なにか困ったことがあったら全員野球でやれることです。ゴミ箱を設置してないのですが、会場内にゴミが少なかったり、その場にいる人の感謝の気持ちが会場で感じやすいです」とフリーフェスのおもしろさを語ってくれた鑓水さん。

 フリーだからこその間口の広さと深さ、そして優しさ。そんなことを感じられるのが「蔵王龍岩祭」だ。ライブとライブの合間に蔵王温泉でリフレッシュすることも可能。考えてみれば贅沢すぎる時間も、ここでは簡単に手に入る。ちなみにフェス期間中、温泉街の宿の素泊まり1泊が3,300円から。3泊してもおよそ1万円。フリーフェスでチケット代がかからないのだから、東京から少し離れているけれど、コストパフォーマンスもいい。

「11年も経つと独身だったメンバーも結婚し、子を持ち、親となりますので、よりいろんな世代のお客さんが集まりやすい状況が生まれてると思います」と鑓水さん。フェスが祭りになる。そんな夢みたいなものを、「蔵王龍岩祭」は抱かせてくれる。

写真=宇宙大使☆スター 

蔵王龍岩祭

会期:8月26日(金)〜28日(土)
会場:蔵王温泉スキー場 上ノ台ゲレンデ特設会場
出演:(仮)ALBATRUS、ALKDO、blissed、HALKO(kuwana halko)、NAMBA69、TURTLE ISLAND、T字路s、青谷明日香、他
 
 

 
 
ライター
菊地崇 a.k.a.フェスおじさん

フェス、オーガニック、アウトドアといったカウンターカルチャーを起因とする文化をこよなく愛する。フェスおじさんの愛称でも親しまれている。

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