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ソーラー電力が地球を変えるのさ。中津川 THE SOLAR BUDOKAN4回目の開催間近

(2016.09.08)

フェスのTOP

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会場に設置されたソーラーパネル。このパネルで太陽光を吸収し、このフェスで使われる電力へと転化される。発電所で作られる電力よりもロスが少ないという。

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中津川 THE SOLAR BUDOKANのプロデューサーのシアターブルックの佐藤タイジさん。ロックスピリットは健在。写真=岡村直昭

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過去3回は、日曜の最後のステージを務めていたシアターブルック。今年は土曜夜のヘッドライナー。

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ステージは、メインのレボリューションステージを始め5つ。今年から設けられたレジリエンスステージはオールナイト。これも新たなチャレンジのひとつ。

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会場は中津川の運動公園。タイジさんは野外フェスのスタイルにこだわりがあり、キャンプサイトも設けられている。

 太陽光から生まれた電気だけを使い、オーディエンス数千人を集めるフェスが行われている。ステージが小さいというわけでもない。音量と照明は、そこに集う数千人が満足できるものだ。おそらく、世界でも他に類をみない野外フェスが中津川 THE SOLAR BUDOKAN。今年で4回目の開催となる。

 このフェスをプロデュースし、ソーラーパワーでのライブを牽引しているのがシアターブルックの佐藤タイジさん。そもそもTHE SOLAR BUDOKANは、東日本大震災後、電力会社で作られる電力ではないクリーンエネルギーを使い武道館でライブをしたいというタイジさんの熱い思いからスタートした。2012年12月に武道館でソーラー電力ライブを実現。その次のステップとして、岐阜県中津川市で野外フェスを立ち上げることになった。

「最初に武道館でソーラー電力でライブをやった時に、とにかく音が良かったんですよ。今も続いているモチベーションのひとつは、そこにあるような気がします」とタイジさん。

 タイジさんの呼びかけによって、多くのミュージシャンが武道館に、そして中津川でのTHE SOLAR BUDOKANに集った。みんな「よりいい音のライブって、どういうものなんだろう」という感覚を持っての参加だったに違いない。

「ミュージシャンそれぞれが持つ好き好きはあると思うけど、いわゆる一般的な音源とは違うじゃない。その違いがあるっていうことも、まだ広くは知られていない。それを広げる努力をしなければならないと思う。電源選択の自由があるんだっていうことを広めていかなければならないと思っています」

 地球温暖化の危機が警鐘され、原子力での発電の危うさを体験した今。太陽光は、持続可能な社会の実現のためには、重要なエレメントのひとつだろう。

「最初は使命感に駆られていたけれど、震災後のタイミングでやれて、本当に良かったと思いますよ。震災直後に、こんな日本になるなんて誰も思っていなかったから。地球環境や未来に対する視野を持つのではなく、日本は真逆の方向に向かっているじゃないですか。中津川 THE SOLAR BUDOKANというものは、我々から見える希望のひとつだと思うんです。やっぱりこれを大きくしなきゃいけないって、ものすごく思いますね」

 会場内には数多くのソーラーパネルが設置されている。そこで吸収したエネルギーが、音楽や照明となって放たれる。その光景を見て、ミュージシャンから放たれる音を聞く。それだけで、我々も未来への大きなエネルギーをもらえる。このフェスが希望のひとつであることが実感できる。

中津川 THE SOLAR BUDOKAN

開催日:9月10日(土)11日(日)
会場:中津川公園内特設ステージ
出演:シアターブルック、ACIDMAN、AFTER SCHOOL HANGOUT(林立夫&沼澤尚 with 鈴木茂, 森俊之, 沖山優司 featuring Leyona and 高橋幸宏)、チャラン・ポ・ランタン、cro-magnon、Dachambo、the HIATUS、インディーズ電力 大取締役会、THE King ALL STARS、麗蘭、LIVE FOR NIPPON ~Pray For 熊本~(高田漣・東田トモヒロ・山口洋)、OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND、ROVO、ストレイテナー、Yasei Collective、八代亜紀、他

 
 
ライター
菊地崇 a.k.a.フェスおじさん

フェス、オーガニック、アウトドアといったカウンターカルチャーを起因とする文化をこよなく愛する。フェスおじさんの愛称でも親しまれている。

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