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森で過ごす豊かさと楽しさを感じさせてくれるアヲルフェス

2016.10.25 Tue

A kimama編集部

A kimama編集部

 所沢、川越、狭山、入間、ふじみ野、三芳という5市1町をまたぐ埼玉の南西部にある平地林はおおたかの森と呼ばれている。300年以上も前に、武蔵野を守るための防風林として人の手によって作られたのが、この森の始まりだという。東京近郊では少なくなった貴重な森だ。

 おおたかの森のくぬぎ山で「アヲルフェス」が開催されるようになったのは2012年秋のこと。今年で5回目の開催となる。

「かつて所沢ダイオキシン問題で多くのメディアにも取り上げられた場所です。地元の人々の懸命な活動により、炉は廃止され、その煙突からも煙が上がることは無くなりました。オオタカやキツネ、タヌキや野ウサギ、フクロウやたくさんの生き物たちが、もう一度安心して棲める豊かな森を取り戻そうという願いを込め、この森を『おおたかの森』と名付け、保全活動をする「おおたかの森トラスト』という団体がいます。そのトラスト活動により、危機にあった森が少しずつですが購入され、懸命な作業のもと、在りし日の武蔵野の面影が取り戻されつつあります。保全区域全体では無いので決して広くは無いのですが、その活動の拠点となる一角。そこが『アヲルフェス』の舞台となる場所です」と語ってくれたのが、アヲルフェス・オーガナイザーの目黒裕葵さん。

 このフェスは、おおたかの森の存在を多くの人に知ってもらうことを目的とするために、入場料は無料として続けられている。

「森で過ごす一日が、こんなにも豊かで、たくさんの可能性を与えてくれるんだということを感じてもらえたらなと思っています。来場してくださるみなさんも、出店してくださるみなさんも、私たちの理念に深く共感してくれる協力者であってほしいと思っています。『アヲルフェス』は恐らくいたらないところが多々あります。すべての方を全力でおもてなしすることに欠けるかもしれません。退屈であり、不便を感じることがもあるかもわかりません。磨かなくては光らない原石のような楽しさからは何の魅力も得られないかもしれませんし、それには時間が必要かもしれません。けれど、それを掴むことのきっかけになる糸口は会場の随所にちりばめてあります。それを通し、おひとりおひとりにとってかけがえのない何かを見付けていただけるであろう森の可能性に賭けてみたいと考えています。『アヲルフェス』で過ごすひとときで、より多くの方と『真実の楽しさ』をシェアできたらと思っています」

 2016年も野外フェスシーズンは終わろうとしている。今年も、いろんな場所でフェスが開催されてきた。豊かな自然の懐で遊ばせてもらうことで、野外フェスの楽しみはより深くなっている。だからこそ自然へのリスペクトは忘れてはいけない。一年の締めくくりに、自然への感謝を根幹にしたフェスに参加してみてはどうだろう。
 
OWL FESTIVAL 2016

開催日:11月6日(日)
会場:おおたかの森再生地(埼玉県所沢市北岩岡46-1)
入場料:無料
出演:OISO ROCKERS with RAS KANTO、Indus&Rocks、ちんねんズ、他

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