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歴史を感じさせてくれる街を舞台にした街フェス=結いのおと。今年は2日間に拡大して開催。

(2017.03.03)

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街に点在する歴史を重ねた個性的で魅力的な空間が一日限りのステージに生まれ変わる。

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ユネスコの世界文化遺産に登録された結城紬も結城を代表する文化。きものを着用してライブも特徴のひとつ。

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街そのものがこのフェスの舞台。会場から会場へ向かう街並みや出店を覗くのも、ここならでは楽しみ方。

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お寺や酒蔵、きもの問屋など、結いのおとだけでしか体験できない場所での音とのコラボレーション。

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4回目にして初の2日間の開催。初日の夜にはアフターイベント「結いの宴」も行われる。初目と二日目は会場が別になるのでご注意。

 茨城県結城市。お寺や神社が市内に多く、蔵つくりの街並みと相まって歴史を感じさせてくれる街だ。この街では、秋と春の2回、街を舞台にしたフェスが開催されている。秋はマーケットをメインにした「結い市」。そして春がライブをメインにした「結いのおと」。

「秋にアートフェス『結い市』を開催してきて、沢山のミュージシャンと繋がることができました。こうして培った沢山のネットワークやノウハウをもっと有効活用したい、年に1回だけのイベントではもったいないという思いと、2月~3月にかけて開催していた『ゆうきの雛祭り』というマンネリ化していたイベントを刷新できないか?というふたつの思いから、音楽に特化したイベントを企画したのがきっかけです」と語ってくれたのは、実行委員会の野口純一さん。

 新しい年のフェスの幕開けとして、「結いのおと」に参加するフェスファンも少なくない。4回目の今年は、はじめて2日間にわたって開催されることになった。

「アーティストも来場者も、もっとたくさんの人にきていただきたい、酒蔵やお寺の本堂など結城のさまざまな会場を活用したい!という単純な思いから2日間の開催にしました。見どころは倍以上になっていると思います。まずは今回初めて使わせていただける様になった『弘経寺』というお寺です。このお寺は德川家康の次男の結城秀康が安土桃山時代に建てたお寺で、与謝蕪村も一時期滞在しており、襖絵や句碑があり、桜並木のある緑豊かな境内を過ごすだけでも価値があります。18日のみですが、酒蔵では先着100人への振る舞い酒があったり、限定100本の紅麹を使った桃色甘酒の販売など結城の地酒を堪能していただけます。今回はLUCKY TAPES、Kan Sano、仮谷せいらなどの出演者が地場産業の結城紬を纏ってステージに登場してもらいます。特にサポートメンバーも含めると10人近くにもなるLUCKY TAPESのきもの姿のステージは必見です。来場者にもきものを着ていただく『きののでお出かけプラン』も行います。ちなみにコーディネートは出演アーティストをイメージしているのも特徴です。個人的には鎮座dopenessの「七曜日」をイメージしたものがおススメです。この様に今年も結城の地域資源をフルに活用していますので、多くの人に満喫していただきたいです」

 今年は上野と新宿からの日帰りバスツアーも実施される。「結いのおと」のチケットと昼食がついて3000円。上野から結城までの電車代が1490円だから、ほぼ電車代だけで参加できる超お得なツアーだ。

「結城市の住環境を体験してもらう結城市への移住定住化促進を目的としたバスツアーです。『結いのおと』の体験はもちろん、僕たち『結いプロジェクト』の紹介などを通して、若者が行うまちづくり活動、個人創業の支援体制についてや市内をバスで巡って住環境を案内します。またご当地食材を使用した昼食も提供します。かなりお得だと思うので、お早めにお申し込みください」

 結城という街をいかに活性化し、魅力ある街としていくのか。そのためのひとつのコンテンツとして街フェスを作り上げてきた野口さん。結城をどんな街にしていきたいのか、最後に聞いた。

「『結い市』や『結いのおと』など、こういった活動を続けることで街の新陳代謝を図るいい意味での起爆剤になり、定住化促進や新規出店者など新しい街をつくるきっかけになれればと思います。結城市は元々モノづくりの街です。こういったクリエイティブな活動を続けることで同じ価値観を持つ仲間が街に増えていったら最高ですね」

 街を舞台にしたフェスから発信される、その街の魅力。その街を知り、訪れたいと思う大きなきっかけとなるイベント。フェスから広がる可能性が、ここに存在している。

結いのおと

開催日:3月18日(土)19日(日)
会場:寺院・酒蔵エリア(18日)、紬問屋・カフェエリア(19日)
出演:キセル、児玉奈央、おおはた雄一&優河、OHNSONS MOTORCAR、蔡忠浩、LUCKY TAPES、鎮座DOPENESS、KANSANO、切腹ピストルズ、他

 
 
ライター
菊地崇 a.k.a.フェスおじさん

フェス、オーガニック、アウトドアといったカウンターカルチャーを起因とする文化をこよなく愛する。フェスおじさんの愛称でも親しまれている。

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