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コーチェラ、ボナルーが2019年のラインナップを相次いで発表。日本の夏フェスで見たいアーティストはこれだ!

(2019.01.09)

フェスのTOP

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 新年に入り、アメリカを代表するビッグフェスのコーチェラ(4月/カリフォルニア州)とボナルー(6月/テネシー州)が相次いでラインナップを発表した。これによって、2019年のフェスを彩っていくアーティストの動きが、少しずつ明らかになった。コーチェラのヘッドライナーは、チャイルディッシュ・バンビーノ、テーム・インパラ、アリアナ・グランデ。ボナルーはPHISH(2DAYS)とポスト・マローン。ダブルヘッドライナーとして、チャイルディッシュ・バンビーノ、オデッサ、ルミニアーズが顔を並べている。そのラインナップから、それぞれがどんなフェスを作りたいというメッセージも感じられる。

 PHISHのように、ライブを活動の中心に置いているバンドも少なくないけれど、アルバムのリリースとツアーはセットになっているケースは多い。2018年にリリースされたアルバムのなかから、個人的な偏見で、今年のフェスで見たいアーティストをピックアップしたい。

MUMFORD & SONS「DELTA」

 2007年にロンドンで結成された4人組。ギター、ベースに加えて、バンジョー、マンドリン、コントラバスなど、カントリーやブルーグラスをイメージする楽器を駆使するスタイルは、アメリカのバンドだと錯覚してしまうほどで、ルーツミュージックを現代に昇華させた音楽は欧米で人気を集めている。2013年にグラミー賞で最優秀アルバム賞を受賞。「デルタ」は3年半ぶりにリリースされたアルバムで、今年1月からオーストラリア、北米、ヨーロッパを巡っている。2013年にフジロックで初来日しているけれど、その時よりもはるかにスケールの大きくなったライブが体験できることは間違いない。

DAVID BYRNE「AMERICAN UTOPIA」

 トーキング・ヘッズの中心人物として、一時代を築いたデビッド・バーン。ソロとして14年ぶりにリリースされたのが「アメリカン・ユートピア」。インタビューの中で、タイトルを「アメリカン・ユートピア」とした理由について、トランプ大統領の登場を挙げていた。今、アメリカに蔓延しているのは虚構のユートピアなんだという、デビッド・バーンのシニカルな視線がこのアルバムにも満ちているのだろう。トーキング・ヘッズの「ストップ・メイキング・センス」でも証明されていたように、ライブでも独自性をクリエイトするデビッド・バーン。去年のコーチェラのライブでもそのスタンスは守られていた。

RY COODER「THE PRODIGAL SON」

「クロスロード」ではブルース、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」ではキューバと、世界のルーツミュージックを探求し続ける求道者のようなイメージがあるライ・クーダー。60年代から活動を続けているレジェンド・ギタリストのひとり。6年ぶりにリリースされた「プロディガル・サン」ではゴスペルのカバーが数多く収録されているけれど、ライ・クーダーならではのサウンドに転化されている。1947年生まれだから、今年で72歳。去年はボブ・ディランが苗場のステージに立ったけれど、やっぱりレジェンドの姿もフェスで見たい。

 
 
ライター
菊地崇 a.k.a.フェスおじさん

フェス、オーガニック、アウトドアといったカウンターカルチャーを起因とする文化をこよなく愛する。フェスおじさんの愛称でも親しまれている。

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