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宮城県登米の森波から、2020年夏のフェスが動きだす。小さなフェスだからこそ、できることとは?

2020.07.20 Mon

菊地崇 a.k.a.フェスおじさん

菊地崇 a.k.a.フェスおじさん ライター、編集者、DJ

 新型コロナウイルスの拡散を防止のため、春以降は多くのフェスが中止(もしくは延期)になってしまったけれど、2020年の夏を迎え、ようやくフェスが動きはじめる。海の日に開催されるのが宮城県北部の登米での「森波」だ。

「私たちにとって年一回、あの場所で音楽を鳴らすことは、大げさではなく宗教儀式のようなものです。あの場所と音楽が並立してないと、私たちの精神の置きどころが危うくなる。そしてなにより、様々なリスクはゼロにならないけれど、今年、空白を作ると来年以降、絶対に後悔すると思いました。このような状況下で実行委員が思ってること、感じてることをギリギリのラインで何らかの形で残さないと悪い意味で未来が大きく変わるような気持ちになりました。あの場所で今年できる限りの形を残したかったのです。何度も原点に立ち返り、深く議論を重ね、出演を予定してた演者のみなさんにお話を聞いたり、会場側とも再三協議をしたり、その中で、シンプルに今年やれるだけのことをやって、来年以降につなげていこう、ということで開催を決意しました」と森波オーガナイザーの柴田道文さん。

 入場者数を300人に制限すること、スタッフの少人数化、マスク着用のお願い、飲食販売スタッフのフェイスシールド使用、開演・終演時間の前倒し…。できる限りの感染防止策に務めているという。フェスの楽しみのひとつでもある物販の出店は今年は無くした。そして生配信も行い、フェスグッズも事前に通販での申し込みを開始している。

「今回、みなさん言葉にならない感情を抱きながらご来場、あるいは生配信を閲覧なさると思います。それはお客さんだけでなく、実行委員も関係者も演者さんも同様だと思います。いろんな意味で、生涯忘れがたい時間と体験になればと思っています」

 小さな町でなぜフェスを続けているのか。それは自分たちの盛り上げたいという思いからに他ならない。フェスはよく非日常と言われていた。けれどフェスがない日常も非日常に違いない。フェス、あるいはライブなどのイベントがない毎日からどう一歩を踏み出していくのか。森波の一歩の意義は大きい。

森波2020
開催日:7月23日(木・海の日)開演11:00 /終演17:55予定
会場:伝統芸能伝承館 森舞台(宮城県登米市)
出演:cro-magnon、CHAN-MIKA acoustic set、Coastlines、Hanah Spring with 小林洋太 小林眞樹 森俊之 沼澤尚、Toshizo and Happy Cats、Keyco with Sympa SP Band、TOKIO AOYAMA

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