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明日も素敵な1日になりますように。そんな思いを込めて、山陰の大山で「HELLO NEW DAY」が開催される。

2022.10.20 Thu

菊地 崇 a.k.a.フェスおじさん ライター、編集者、DJ

 山陰で開催されるフェスが少ないことから、2014年に千葉でスタートしたものの、3年目の2016年に大山に会場を移して行われたのが「HELLO NEW DAY」だ。この2年はコロナ禍によって中止になったものの、今年の秋は3年ぶりに開催される。

 現在の主催は、アパレルブランドのNATAL DESIGNと出雲ショップB.S.K.K、そして会場のFBI大山の3社。

 千葉では会場の都合もあって8月に行われていたが、暑さが過酷な夏よりもよりキャンプが快適な秋の開催に気持ちがシフトしていったという。新しい場所をなんとなく探しているときに、フェスの立ち上げメンバーのひとりであるB.S.K.Kの児玉敦洋さんが偶然に出会ったのがFBI大山だった。その環境が気に入り、大山での開催をNATAL DESIGNの後藤伸介さんに提案。FBI大山が新たな会場として行われることになった。

「東京近郊の方がいいと思っていたのですが、とにかくFBI大山の環境が良すぎて」と児玉さん。

「自分にとってはフェスはキャンプだし、キャンプでは焚き火をしたいし。10月の涼しい時期にやりたいっていう気持ちと、東京近郊ではいろんなフェスが開催されていたので、それだったらあまりやっていないところに持っていってもおもしろいのかなって」と後藤さん。

 NATAL DESIGNというブランドが主導するフェスとあって、マーケットも充実している。今年も50店近くが出店する予定だ。東京や関東から参加するブランドも多い。

「確かに自分たちがやっているのですから、マーケットが特徴のひとつだと思います。ただマーケットといっても、どこでも売っているものが買えるっていうだけじゃつまらない。いろんな文化が集まる場所。ファッションもカルチャーだし、食べ物もカルチャー。全部が並列でいられればいいなって思っています。音楽に特化する、マーケットに特化するっていうわけじゃなく、いろんなものが同列にある。いろんなことがあるっていうことが生活だし。出会う人やものやことによって、いい影響を参加するみなさんに感じてもらえたらなって思っています」と後藤さん。

「自分が高校の頃には、いろんなブランドが一堂に会するってことが地元(山陰)ではほぼなかったので、ここで山陰の若い子たちが何かを感じとってくれて、カルチャーとして何かが伝わっていったらうれしいですね」と児玉さん。

 ライブをフェスの主軸にするのではなく、あくまでも野外で過ごしてもらうために、フェスというスタイルのなかに様々なコンテンツを足していく。

 「HELLO NEW DAY」という言葉は、そもそもNATAL DESIGNのタグに付けていた言葉だったという。新しい一日が、より素敵な時間になるようにという願い。この言葉に込められているものが、フェスという時間のなかにもラインナップされている。

HELLO NEW DAY 2022
開催日:10月22日(土)~23日(日)
会場:FBI DAISEN(鳥取・伯耆町)
出演:BES、光風 、MIDORINOMARU、Peace-K、小林崇(トーク)、竹内洋岳(トーク)、ゴルゴ松本(トーク)ほか

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