line_box_head

ブーム到来!? 『日経トレンディ』2013年のヒット予測ランキング1位で……

(2013.03.01)

アウトドアのTOP

icon

画像

根室のフットパスは、私有地を通ることも多いため、ルートマップは公開されていません。利用の際はひとり一部ずつ通行証を兼ねた専用地図を購入し、携行することでパスを利用できるようになります。写真は「厚床(あっとこ)パス」

画像02

各コースには統一デザインの標柱が立っています

画像03

もっとも原生的風景が色濃い「別当賀(べっとが)パス」

画像04

岬を半周する海沿いの「落石(おちいし)岬パス」

画像05

「厚床パス」は、明郷伊藤牧場に隣接したキャンプサイトでの宿泊がとっても楽しい

 『日経トレンディ』2013年のヒット予測ランキングで、な、な、なんと、歩いて旅をする「日本流ロングトレイル」が一位に予測されたのをみなさんはご存知でしょうか? 健康やグルメ、歴史、ファッションなどの要素を盛り込んで、4000万人を超える潜在ユーザーがいると見込まれているのです。

 うれしいような、ちょっと放っておいてほしいような……、ナントモ複雑な心境ですが、国内には北から南まで、実はたくさんの長短さまざまなトレイルが整備されています。たとえば、長野と新潟の県境にある関田山脈を縦走する信越トレイルは総延長約80kmのロングトレイル。全長約45kmの美ヶ原高原ロングトレイルも昨年8月に長野県で完成したばかりです。

 今回は、そんな来るかもしれないロングトレイルブームに先駆けて、Akimamaをご覧のみなさんにとある場所のご紹介。まだ知名度も低く、なかなか遠方ではありますが、実は北海道の根室周辺では「フットパス」というものを、地元の方々が協力し整備されています。

 フットパスとはイギリス発祥の「歩くことを楽しむための道」のこと。山のないイギリスでは田園地帯や河川沿い、あるいは古い町並みなども含めフィールドは多岐にわたります。

 さて根室ですが、たとえば「厚床(あっとこ)パス」は、小高い丘になった牧草地に整備された道。ヒザほどに伸びた牧草地に足を踏み入れ、のびのびと草を食む牛を横目に歩みを進めます。もっとも原生的風景が色濃いのは「別当賀(べっとが)パス」。視界いっぱいに広がる湿原や草原。釧路湿原やサロベツ原野など、道内には大規模な湿原がいくつもありますが、こんなシークレット的な湿原はめずらしいでしょう。サンマ漁の基地として知られる落石(おちいし)にある「落石岬パス」は、のびやかな岬を半周する海のコース。まったく表情の違うフットパスが、点在しているのです。

 車でもない、電車でもない、一歩一歩のゆっくりとしたスピードは、地域の自然や文化に触れる楽みをもたらしてくれます。一気に踏破するのではなく、宿やテントを使いながら一部だけを歩いてみたり、複数回に分けて踏破してみてもよいのです。

 自分のペースで気ままに歩く旅が、ジワジワと、けれど確かにブームとしてやってきているのかもしれませんね。
 
 
Nemuro footpath

 
 
ライター
Akimama編集部
line_box_foot