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<夏休み大作戦>エビたもでアユを獲ろう!

(2016.08.20)

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 虫にエビに小魚に、効果テキメンのエビたも。

 Akimamaでは「夏休みの少年に必須のアイテム!」として、これまでにも何度か紹介していますが、イマイチその実力が伝わっていないようなので今回はみんな大好きな「アユ」をエビたもで獲る方法をご紹介します!

 本来、アユを網で獲るときは、専用の「アユたも」という道具があります。このタモの直径は30cmほど。極細のナイロンで編まれており、アユの通り道を遮るように川に入れることで、アユのほうから飛び込ませます。

 エビたもも、アユたもと構造はほとんど同じ。アユたもに比べて径がふたまわりほど小さいこと以外は基本的に材質・構造は同じです。

 だから、使う場所を選べば、エビたもでもアユを獲ることができるんです。それでは、エビタモでアユを獲る方法をご紹介します!

虫採りの回と同じく、使うアイテムは渓流竿にくっつけたエビたも。アユを獲るときは、径が15cm程度のものがおすすめです。

アユ獲りに適しているのは水深15cm程度の浅い瀬が続くこんな川。水深が20cm以上あるとエビたもで獲るのは難しくなります。

こんな感じで川を歩いて行くと、追われたアユが瀬の中で右往左往します。アユには「ふだん暮らしている瀬から離れたくない」という性質があるので、上流側に追われたアユは、ある程度遡ると反転して元いた場所に戻ろうとします。

そしてアユは、元いた場所に戻ろうとするとき、必ず瀬のいちばん深い場所を通って戻ります。そこにエビたもを入れてからアユを追い上げると、下流側へと戻るアユがたもに向かって飛び込んできます。

さて、ここで問題です。この瀬のアユを左岸側を歩いて上流側に追い上げたとき、反転したアユが通るのはどこでしょうか?

正解は画面左側、茶色い石の向こう側! 追われたアユは一度ヤナギの草陰に集結し、さらにプレッシャーをかけると、右岸側の岸沿いに下流側へと走り、茶色い岩の向こうから逃げようとします。

アユの動きのイメージはこんな感じ。歩く速度、プレッシャーのかけ方でアユの逃げ道が変わるので、狙った場所を通るようにアユを脅かすのが成功のコツ。

エビたもはこのようにして水路を遮ります。理想的には、渕尻から一段下がった場所にたもを置けると、泳いできたアユからたもが見えず、捕獲率が上がります。アユは非常に目が良いので、極細のエビたもを見破ることもしばしば。たもを置く水路の入り口に目隠しの岩を置いたりするのも効果的。

アユがたもに入ると「グン」とたもにアユが当たる手応え、あるいはアユが腹を翻してキラリと光るのでそこで引き上げます(写真では、たもの中の白いものがアユ)。しかし、慌てるのは禁物。アユが飛び込む時は数匹が次々に飛び込むので、1匹目が入ってもすぐにはあげず、次に飛び込む個体のほうが大きいかどうか、1匹目が逃げる前に2匹目も飛び込むかを判断して、たもを引きあげます。

ときには20cm近い大物が飛び込むことも!

 こんなアユ獲りが楽しめるのは、浅い瀬が続く小河川。友釣りで釣れるような大アユはめったに獲れませんが、条件の良い川では1時間で10匹以上獲れることも。

 小学校低学年から楽しめる漁法なので、たもでのアユ獲りが許されている川へお出かけの際は、ぜひ挑戦してください!

 
 
ライター
藤原祥弘

野生食材の採集と活用、生活技術につながる野外活動などを中心に執筆とワークショップを展開。twitterアカウントは@_fomalhaut

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