• アウトドア

2017年最後(?)の紅葉ハイキングで横浜・瀬上沢から鎌倉へ。アウトドアビギナーでも安心のルート。

2017.12.06 Wed

菊地崇 a.k.a.フェスおじさん

菊地崇 a.k.a.フェスおじさん ライター、編集者、DJ

 関東では、12月に入っても紅葉を楽しめる場所がある。今年は10月から天候が不安定だった週末が多かったが、11月中旬からやっと安定してきている。そして2017年最後の紅葉を楽しむために向かったのが横浜の円海山エリアから鎌倉の天園から鶴岡八幡宮へと抜けていくコース。

 集合場所&出発場所となったのは、円海山へのエントランスとなるJR根岸線の港南台駅。9時に集合した。他にも山歩きに向かいそうなスタイルの人たちが少なくない。駅から歩いて15分程度で横浜栄高校へ。学校のある場所が境界線にでもなっているかのように、それまでの住宅地から木々に風景が一変する。三方を森に囲まれた谷戸を上流に向かって歩いていく。この谷戸は夏には何百というホタルが乱舞する場所。横浜で最大のホタルの生息地と言われている。

 谷戸を歩いていくうちに、瀬上市民の森にいつしか入っていた。ここから瀬上市民の森や氷取沢市民の森などの「横浜つながりの森」だ。森に入ってすぐに瀬上池がある。

 池の周りを紅葉した木々が彩っている。その紅葉した木々が水にも映り込んでいる。瀬上池の池畔の道には、いかにもインスタ映えしそうなポイントが何カ所も現れる。

 写真を撮りながらゆっくり歩く。瀬上池の先にある池の上休憩所で一回目の休憩。この日の横浜の最低気温は5.5度。朝は冷え込んだこともあって厚着をしてきたのだけど、歩いているうちにポカポカしてきたので中間着を脱いで調節した。

 池の上休憩所から尾根道まで登りが続く。ここが、この日のルートでもっとも「きつい」場所だった。横浜つながりの森には、いくつかのハイキングコースがある。氷取沢いっしんどうルートや光明寺梅沢山ルートなど。そのひとつが尾根道を歩くビートルズトレイル。他のルートとはその名前があまりにも違って、気になってしょうがない。家に帰ってからネットで調べてみたけれど、その由来はさっぱりわからず。

 ビートルズトレイルを歩いて、横浜最高峰の大丸山の山頂へ。山頂は標高156.8メートル。ちなみに最高峰はここだけれど、もっとも高い場所は少し離れたところだという。ついでに言うと、横浜マリンタワーは106メートルで横浜ランドマークタワーは256メートル。山頂でランチ&休憩。ここまで2時間15分で約8000歩。

  大丸山を後に鎌倉へ向かう。自然観察の森へと向かうビートルズトレイルから離れ、そのまま尾根道を歩く。アップダウンは少なく歩きやすいのではあるけれど、口数も少なくなり、写真を撮ることも減っていた。黙々と前に進む。鎌倉に入ると、道はやや細くなり道案内も変わった。色で区別されていいた横浜バージョンは見やすかったなあと思いながら天園に12時40分に到着。1万3000歩。横浜の森では歩く人はそれほど多くなく、日課として歩いているようなおじいちゃんやおばあちゃんにもすれ違ったけれど、天園は多くの人で賑わっていた。女性用のトイレは長蛇の列だったし。

 天園からは建長寺に抜けるルートもあるけれど瑞泉寺に降りて行った。つながりの森のルートより、道そのものはワイルドな感じだ。自然をそのまま残していると言えばいいのか。岩があったり木の根っこがあったり。雨の後なら滑ることも考えられる。ナラなどの大きな木もルート沿いにある。下り坂を降りたところでハイキングルートは終了。鎌倉は紅葉狩りに来た観光客で混雑していた。


 
 一緒に歩いたメンバーは、あと2日で5歳になるという園児から50代のおじさんまで。山歩きの初心者ばかり。港南台から鎌倉駅まで、3度の休憩をとって5時間で1万9000歩。これから山に行ってみたいという人にとって最適のコースだと思う。紅葉も、次の日曜(12月10日)くらいまでは楽しめるだろう。

 今回このルートを歩いたのは、もうひとつ目的があったから。瀬上沢を歩くこと。栄高校の近くの瀬上沢の谷戸を宅地と商業施設にする計画が進められている。この計画が実行されれば東京ドーム7個分の森が開発される。横浜市では、この50年で緑地率が50パーセントから20パーセント代にまで減少している。日本は人口が減少する時代に突入している。この開発が計画されている栄区や港南区は近い将来に人口減の時代が来る。新しい宅地を作るよりも、残された自然を守ることが求められているのではないだろうか。

栄高校からつながりの森へ続いていく谷戸。ここも開発予定地だ。

  現在、横浜のみどりを未来につなぐ実行委員会が中心になって、瀬上沢の開発をもう一度考えてみようという住民投票条例制定のための署名集めが行われている。署名集めの締め切りは12月10日。どんな都市を残していくのか。それは横浜だけではなく、日本に課せられた問題に違いない。
 
栄高校の道路をはさんだ反対側の緑地も開発が予定されている。東京ドーム2個分。縄文時代の遺跡もここで確認されている。

せがみざわ from savesegami on Vimeo.

横浜のみどりを未来につなぐ実行委員会

 

Latest Posts

Pickup Writer

ホーボージュン 全天候型アウトドアライター

菊地崇 a.k.a.フェスおじさん ライター、編集者、DJ

高橋庄太郎 山岳/アウトドアライター

森山伸也 アウトドアライター

Muraishi Taro アウトドアライター

森 勝 低山小道具研究家

A-suke BASE CAMP 店長

中島英摩 アウトドアライター

麻生弘毅 アウトドアライター、編集者

小雀陣二 アウトドアコーディネーター

滝沢守生(タキザー) よろず編集制作請負

宮川 哲 アウトドアライター、編集者

林 拓郎 アウトドアライター、フォトグラファー、編集者

藤原祥弘 アウトドアライター、編集者

ふくたきともこ アウトドアライター、編集者

北村 哲 アウトドアライター、プランナー

渡辺信吾 アウトドア系野良ライター

河津慶祐 アウトドアライター、編集者

Keyword

Ranking

Recommended Posts

Akimama公式ソーシャルアカウント

# キーワードタグ一覧