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なんだか湿ってる……となれば、 防水バックに穴があるのかも。その簡単な見つけかたをご紹介。

(2018.10.10)

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 カヤックやSUPなど、水遊びに欠かせない防水バック。この夏も活躍したけれど、入れたものが微妙に湿ってる —— なんてことはないでしょうか。濡れた手で出し入れしたから? バックの口のとじ方が悪かったのか? 疑心暗鬼のスパイラルに陥ったら、まずは「穴の有無」をはっきりとさせましょう。

 では、どうすれば防水バックの穴を発見できるのか?

 
 防水バックは10~20ℓの容量があるので、パンクした自転車タイヤチューブの修理みたいに「空気を入れて水に沈める」というのはちょっと大変です。なので、ここは発想の逆転。水に沈めるのではなく、水を入れたらどうだろう?

水を入れて、ぶら下げたり、手に持って傾けたりして水漏れをチェック。

 用意したのは代表的な素材の防水バック。薄手のポリエステルターポリン製(モンベル)、PVC素材(カスケイドデザインズ)、透明ビニール製+PVC素材(REI)の3種類です。

左からモンベル、REI(15年前ぐらいの製品)、カスケードデザインズ(30年前の製品)。

●薄手のポリエステルターポリン製(モンベル)
 穴の有無がほぼ目視できない素材。購入後5年経過、使用日数は60日ぐらいですが、水を入れてみると10カ所ぐらいから水漏れが。摩耗への耐久力があまり期待できない素材のようです。ていねいに扱いましょう。

じわじわと水滴が生まれていきます。しかもあちこちで! 該当箇所を拭きつつマスティングテープを貼って目印に。

●PVC素材のもの(カスケイドデザインズ)
 この防水バックは30年以上使っていて、「この傷が浸水の原因か?」という箇所を修繕してあります。しかし、修繕個所からも「穴かも?」という傷からも水漏れは無し。なかなか優秀な素材ですが、バックの底の接合部から水漏れがありました。

この接合部のどこからか水漏れが……修理しにくく、まだ解決に至らず。

●透明ビニール製+PVC素材(REI)
 透明ビニールの部分が見るからに弱そうだったのですが、意外に摩耗や傷に強いようです。しかしボトムの部分(PVC素材)ではいくつも水漏れが。PVCが薄手のためか、はたまた経年劣化のせいでしょうか。

薄手のPVCは耐久性が低いようだ。また、ロールアップするところに大きな亀裂が。異素材同士の接合箇所は破損しやすいらしい。

 穴には、ウエーダーの修理などで定番の「アクアシール」を塗って、というか盛って、硬化を待ちます。粘度のあるアクアシールですが、修理面を水平にして乾燥させないと流れて落ちていくので注意しましょう。

アクアシールを盛り気味に塗布。防水バックに入れた水は、植物の水やりに無駄なく利用しました。

 水遊びには便利だけど、ゴミになると自然環境には厄介な存在の防水バック。自然を愛するアウトドアピープルとしては、修繕しながら長く使いたいものです。

(文・写真=大村嘉正)

 
 
ライター
大村嘉正

四国の瀬戸内海暮らし。仕事は自然・旅系ライター&フォトグラファーで、生きかたはバックパッカーでリバーランナー。著書はラフティングガイドたちの1年を追った『彼らの激流』(築地書館)。

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