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【クライミングジム カタログ】宮古島・ぼるだりんぐるーむ さるまん

(2019.10.18)

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 沖縄本島からさらに南西に約290㎞、サンゴ礁群でのシュノーケリングやダイビング、「日本のベストビーチ」に選ばれる絶景ビーチなど、海の楽園という言葉がぴったりの宮古島。そんな南国にもボルダリングジムが存在する。その名も「ぼるだりんぐるーむ さるまん(以下さるまん)」。南国リゾートの宮古島にはどのようなクライミング文化ができているのだろうと、「さるまん」まで実際に行き、店長の伊志嶺さんに

どうして宮古島にジムを作ったの?
宮古島ってクライミングできるの?

など気になる質問を聞いてきた。
 



「さるまん」店長の伊志嶺さん。伊良部島出身の生粋の島人だ。2016年3月1日に「さるまん」をオープンさせた。

—— なぜ宮古島にボルダリングジムを作ろうと思ったんですか?

 僕のクライミング歴は約5年ほどで、那覇の奥武山公園でボルダリングをしてからのめり込んでいったんです。その後、那覇に行ったときにボルダリングジム「ボルバカ」で登っていたんですが、宮古島でボルダリングができたらなと思いはじめていきました。しかし、宮古島にはジムがないから、別の仕事をしながら高さ2m50㎝の住宅に自作で壁をつくったんです。それからさらにハマって、近所の子どもや友だちが来て遊ぶようになっていきました。でも、高さがやっぱりネックで。ちょうど、近くに天井が高い、いい物件があったので、宮古島の子どもにもっとボルダリングを楽しんで欲しいという思いから、思い切ってジムを作っちゃいました。宮古島には高いビルが全然なくて、このジムが限界で3m50㎝です。ジムを作るときに大変だったのはマットですね。大きくて輸送費が……(笑)

—— FBを拝見させていただくと、小さい子どもが多いなという印象だったのですが。

 多いですね。学校終わってから夕方にたくさん来ます。離島では、テレビでは見るけど実際やれないっていうことが多いんです。クライミングも、自分がジムを作らないと誰もやれないだろうなと思いました。移住してきた家族で、母親が九州出身の子が2人いて。その子なんか福岡県で行なわれたTHE NORTH FACE CUPのU-8の部に出場しているんですよ! なんと、ひとりは2年連続で本戦まで出場したんです。沖縄本島でクライミングの大会があれば、もっと気軽に参加できるんですが。

取材中も多くの子どもでにぎわっていた。同伴のお母さんに話を聞くと、子ども自ら「ボルダリングをやりたい」とジムに足しげく通っているという。

—— じつは、これがいちばん気になっていたんですが、宮古島ってクライミングできるんですか?

 神聖な場所が多く、あまり気軽には登れないんですが、できる場所があるんです! 伊良部島のヤマトブー大岩、ここは史跡で登れないんですが、裏に遊歩道があって、そちら側ではトップロープでクライミングができるんです。宮古島はだいたいが琉球石灰岩ですが、このヤマトブー大岩周辺は友利石灰岩で、琉球石灰岩のようにギザギザしていなくて登りやすく、昔、石切場だったので、垂直の壁が多いですね。ジムができた当初の2~3年前から、観光資源になるんじゃないかということで、宮古島市の観光課と話をしています。オープン当初に移住してきたクライミング経験者と見に行ったり、登ってみたりと、下調べをしているところです。この場所、じつは、旅行に来た時にたまたまヤマトブー大岩を見た平山ユージさんが、来店し「登ってみたい」と言っていたのが始まりで調べはじめたんですよ。他にも宮古島には、昔に開拓され、まだボルトが残っているクライミングルートがあったり、東平安名崎周辺には開拓されたボルダーが多数存在しています。

※クライミングやボルダリングスポットについて、Akimama上で詳しい箇所の明言を避けますので、気になる人は「さるまん」さんまでご連絡を!

伊良部島、ヤマトブー大岩近くの岩場。未整備で、リスやクラック(割れ目)がとぼしいため、トップロープが安全だ。



 

 やはり、都内の巨大ボルダリングジムと比べてしまうと施設面のとぼしさは否めない。しかし、それを補って余りあるほどの自然環境や、島や子どもに対する思いが感じられた。今回の取材では、時間の関係で外岩でのクライミングをすることができなかったが、次回はかならず岩場を訪ねてみたいと思う。読者のみなさまも、宮古島に遊びに行く際は、バッグにマイクライミングシューズを一足忍ばせ「さるまん」を訪ねてみてはいかがだろうか。南国のクライミングシーズンはこれからか!?

ルーフやハングのようなかぶった壁が充実。さらに、スラブから強傾斜のような、傾斜角度が途中で変わる壁が多く楽しい。

マンガや筋トレ器具が設置してあり、飽きさせない工夫がしてある。これなら、飽きが早い子どもだって定期的にジムへ通うだろう。

《ジム情報》
店舗名:ぼるだりんぐるーむ さるまん
住所:沖縄県宮古島市平良字西里329番地
電話番号:090-4510-1620
営業時間:平日 13:00〜22:00
     土日祝祭日 10:00〜22:00
利用料金:会員登録料
     大人 1,000円
     子ども(18歳未満) 500円
     会員施設利用料
     大人 1時間700円
        2時間1,000円
        3時間1,200円
        1日1,500円
     高校生 1時間500円
         2時間800円
         3時間1,000円
         1日1,200円
     中学生以下 1時間400円
           2時間600円
     ※シューズ・チョークレンタル込み。
      シューズ持ち込みは200円引き。
     一般施設利用料
     大人 1時間1,100円
        2時間1,700円
        3時間2,300円
     高校生 1時間800円
         2時間1,200円
         3時間1,700円
     中学生以下 1時間600円
           2時間1,000円
     ※シューズ・チョークレンタル込み。
      シューズ持ち込みは200円引き。
(臨時休業や料金改定などがあるので、詳しくは店舗へ連絡か、HPへ)

 
 
ライター
河津 慶祐

高山縦走からクライミング・沢登り・トレラン・バックカントリーと一年中オールラウンドに山を楽しむ。山道具好きが高じてライター・編集者に。典型的な器用貧乏で、やりたい事が多過ぎ、広く浅くになってしまっているのが悩み……。ブログは「Mountain Gear Laboratory

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