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空中でAIRブロッケンに遭遇!! 

(2014.02.23)

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でたぁ、雲の上のブロッケン現象! 飛行機がブロッケンの対象になると、条件が合いさえすれば、飛んでいる間はずっと見ることができます。雲がキャンバスになっているんですね

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山梨県の本栖湖と甲府盆地近くの上空を飛んでいます。白い山肌に写り込む飛行機ブロッケン、わかります?

 山の世界でブロッケン現象といえば、アレですよね。

 モノの本によれば、

ブロッケン【Brocken 独】 山で太陽の斜光線を背に受けたとき、正面の霧や雲に自分の姿が映し出される減少。人影の周りに、二重三重の虹のような光輪を伴う。ブロッケンはドイツのハルツ山脈にある山で、魔女が集まる場所として知られている。ここでこの現象が観測され、初めて報告されたためこの名前が付いた。“Brockengespenst”(ブロッケンの妖怪)とも。ブロッケン現象。光環。——(『実用 登山用語データブック』山と溪谷社刊より)

 と、あります。つまり、太陽光を背中からうけたときに、その反対側に写り込む自分の影と、その周りにできる虹色の光の輪のことなのですね。山の上でなら、さながら雲に写り込んだ巨人ですが、これが飛行機だと、なんともメルヘンチックな映像を見ているような気分に。

 実際の山ではいろいろな条件が重ならないと見られない現象ですが、飛行機の場合、雲がキャンバスとなって、比較的によく見られるようです。ただ、今回の場合は、薄雲にプラスして大地の白さが少なからず作用したみたいです。

 これは、羽田から西の山をめざして飛んだときの写真ですが、大地には、先週末の大雪の足跡がまだくっきりと残されていました。右の写真、中程の右手にあるのが富士五湖のひとつ本栖湖。そして奥の白い広がりが甲府盆地……まだ完全復旧にはいたっていない地域もあるようで、早めの解決を祈るばかりです。

 
 
ライター
tetsu

山岳•アウトドア関連の出版社勤務を経て、フリーランスの編集者に。著書に『テントで山に登ってみよう』『ヤマケイ入門&ガイド テント山行』(ともに山と溪谷社)がある。

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