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「夏山用バックパック」ってどれくらい涼しいの!? 双子ちゃんが「ふたごやま」でテスト!(その2)

(2015.08.11)

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(これまでのあらすじ)
 風通しの良い夏山用バックパックと、一般のバックパック。夏山用のパックが一体どれくらい涼しいのかを確かめるために、神奈川県の二子山にやってきたのは一卵性双生児の「ひうら姉妹」
 無風の夏の低山ということもあり、序盤からフィット感の高い冬山用パックはムレムレ、夏山用は快適という結果に。

 第2回は、二子山の由来となったふたつのピークを超えつつ、ドイターの夏山用パック「FUTURAフューチュラ 30 SL」で使用感を確かめます!
「その1」はこちら!)

大展望の山頂で、汗とムレをチェック!

 舗装された管理道から散策路に入っても、そこは人気のハイキングコース。よく踏み固められた広い道が続きます。散歩に訪れた地元のおじさんと挨拶を交わしつつ、のんびり標高を稼ぎます。

中腹より上も緑の深い里山。春や秋に訪れても気持ちがよさそう。

 散策路に入っておよそ15分、視界が開けたと思ったらそこが二子山のピークのうちのひとつ、上ノ山。山頂に設けられた展望台からは東京湾から相模湾までをぐるりと一望! 200mをわずかに超える標高とはいえ、なかなかの展望です。

登山口から30分少々でこの展望! 深い森からの場面展開がダイナミック!

 さっそくここでも背中をチェック! パックを下ろしてもらうと背中の汗の差はより顕著に。フィット感の高いパックを背負った結花さんは全面がじっとりと濡れ、対して、夏山用を背負う舞花さんはベルト類が当たる部分を中心に汗が浮いています。サーモグラフィーでもその差はくっきり。パックが背面全体に触れていた結花さんは全体が赤く、舞花さんはパックが接していた部分だけが赤くなり、風が通る部分の温度は低めです。

「ああ〜、風が吹くと気持ちいい! 背中の熱がとれていきます」とはぴったりフィットするパックを背負っていた結花さん。「私も涼しいですが、背中が急に冷えてるって感じはないです」と舞花さん。

舞花さんの背中もだいぶ赤くなったものの、肩から腰まで真っ赤な結花さんよりはまだまだ涼しげ。

 展望台が設けられている上ノ山から先はぐっと人気が薄くなり、藪も深いものに。「こりゃ、ナントカ探検隊って感じだわ〜」「歩くたびに虫が飛び出してくる!」とビビり気味のひうら姉妹

「こんなにジャングルっぽい場所を歩くのは、人生で初めてです」とひうら姉妹。

無風、高湿度の林内こそ、夏山用パック

 タブやシイが生い茂る急登を超えて、ぽこんと薄暗い林床が広がるのが下ノ山。展望がある上ノ山に対し、下ノ山の頂上は森の中。

二子山の決めポーズをしていると足元を1.5m以上あるアオダイショウが通過! 「ヌシだ!」「お邪魔してます!」とひうら姉妹。

 ここでもパックを下ろしてもらうと、結花さんの背中はいよいよぐっしょり、汗を吸ってシャツは濃いグレーに。舞花さんの背中も湿ってはきたものの、背中の汗が蒸発しているのか、まだまだ快適そう。

ふたりに今の気分を聞いてみると……「いやー、もう暑くて辛抱たまらんです」という結花さんに対し「汗をかいてきたけど、まだまだ不快って感じではないです」と舞花さん。

結花さんは背中から排熱できないためか、体の正面の汗も多め。

 下ノ山から先はてくてく下るだけ、と思いきやこれがなかなかの悪路。ところどころにロープがかけられ、道もほとんど藪漕ぎ状態。ササをかき分け、ツタをくぐり、ひときわ深い藪をかき分けて出た先が下山口。
 出た瞬間後ろを振り返ると、もう下山口がどこかわからないほどの藪の深さ。二子山、かわいい名前のわりにコースはなかなかワイルドです。

舞花さんが指差すあたりが下山口。ふたりとも笑顔ですが「どこに連れてかれるんだろうって感じでしたよ〜!」とのこと。

暑い山こそ、夏山用バックパックだ!

 一卵性双生児にご協力いただいた今回の実験。高温多湿の環境下では、フィット感の高い冬山用パックと通気性の高い夏山用パックでは、使用感に雲泥の差があることが判明しました。

 今回は汗の量がわかりやすいようにコットンのTシャツを用いましたが、吸汗速乾性に優れるシャツを着た時こそ、背中からムレと体温を放出できる夏山用パックを使いたいもの。パックを背負っている間も、効果的に背面から放熱、放湿することができます。

 また、常に背中に風が通る夏山用パックでは、パックを背負っている時と下ろしたときでの変化が小さいことも大きなメリット。背負っている間も背面の汗を常に蒸発させられるので、行動中は涼しく、またパックを降ろしたときの急速な汗冷えもありません。

 加えて、発汗量も抑えられるので発汗によるミネラルや水分の浪費も抑えられそうです。汗っかきや暑がりの人、気温の高い低山へ行く人には、夏山用パックがおすすめです!
 
※AkimamaでのFUTURAフューチュラ 30 SLの詳細な記事はこちら!
 
 
FUTURAフューチュラ 30 SL
価格:¥15,500(+税)
カラー:ターコイズ×アークティック、スプリング×シルバー、ファイヤー×オーベルジン
容量:30+3ℓ 
重量:1,550g 
サイズ:H66×W30×D21cm

 
 
ライター
A kimama編集部
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