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渓流解禁! 2016年度版 価格帯別おすすめテンカラ竿 

(2016.03.17)

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今年もいよいよ渓流が解禁! アウトドア界でも人気の「テンカラ」のおすすめロッドについて、日本有数の取扱量を誇る「SANSUI」の伊藤洋平さんにうかがいました。

今年の傾向は「中継」と「長尺」

「従来のテンカラは、小渓流を遡行しながら釣るスタイルで楽しまれてきたため、竿の全長が3.3〜3.6m程度のタイプが主流でした。ところが、この数年で川幅の広い開けた水面で楽しむ『本流テンカラ』が人気になり、各社から長い竿が登場。今年はほとんどのメーカーが4m超の長尺モデルを充実させています」

「また、渓流で使うテンカラ竿は、携行性を高めるために継ぎの本数を多くして仕舞寸法を短くする『小継』が主流でしたが、より軽く、より扱いやすい『中継』モデルを各社が投入してきました。中継は小継に比べて継ぎの数が少ないため、一本竿に近いきれいな『曲がり』がだせる。竿のもつパワーを最大限にまで引き出せるんです」

同じ3.6mでも小継と中継では仕舞寸法がこんなに違う。中継は継ぎ数が少ないぶん細く軽くできるので、長時間振っても疲れにくい。「テンカラ自体が渓流の遡行や沢登りとともに楽しむ釣りから、純粋に釣りそのもの楽しむスタイルへと変化しつつあるのだと思われます。もちろん、小継も継続して作られていますから、沢登りなどがメインの人も自分にあった竿をこれからも入手できますよ」

実売1万円以下おすすめモデル
アルファタックル/テンカラ超飛33


「1万円以下の竿は重たいテーパーライン向けの硬い竿が一般的。そのなかでレベルラインも振れる6:4の調子をこの価格で実現できているのは驚きです。有名メーカーの追随を許さないコストパフォーマンスですね」
定価 ¥6,500+税
全長 3.3m
継数 8本
仕舞 50cm
自重 72g

実売1万円前半台おすすめモデル
シマノ/天平テンカラ NB LLS33


「当店でいちばん売れているのがこの竿。発売から約5年が過ぎていますが、全てにおいてスタンダードな竿だと思います。テンカラの醍醐味は『狙って釣る』こと。7:3の先調子は狙ったポイントにきちんと毛鉤を撃ち込めるので、入門者が最初の1本としてもつのに最適です」
定価 ¥16,400+税
全長 3.26m
継数 8本
仕舞 48.5cm
自重 65g

実売1万円後半台おすすめモデル
宇崎日新/ゼロサム テンカラ6:4 4510


「新しく登場した小継の長尺モデル。他のメーカーが長尺モデルを中継にシフトするなか、小継の長尺は貴重です。素材に『高密度4軸カーボン』を使い、国内生産でこの価格を実現しているはすごいですね。このモデルは長いので実売価格で2万円を超えてしまいますが、同じシリーズの3m台のモデルを選べば2万円以下となります」
定価 ¥2,7000+税
全長 4.5m
継数 10本
仕舞 57cm
自重 90g

実売2万円台おすすめモデル
ダイワ/エキスパート テンカラL LL36


「新しく登場した2016年モデル。以前の同価格帯のモデルは小継でしたが、こちらは中継にして継ぎ数を減らすことで釣り味の向上を図っています。使用感はまるで一本竿のよう。操作性もよく、実際の重量よりも軽く感じますね」
定価 ¥28,500+税
全長 3.6m
継数 6本
仕舞 80cm
自重 80g


実売3万円台おすすめモデル
SANSUI/レッドスナイパー3.3m


「当店のテンカラのエキスパートが2年間のフィールドテストを通じて作り上げた竿です。しなやかさと力強さ、そして軽さを兼ね備えた竿で、狙ったポイントに確実に毛鉤を撃つことができます。22、23㎝の魚であればそのまま抜き上げることができ、大物が来ても寄せられる。何本か竿を使ってみて最終的にこれに行き着くお客様も多いですね。しかし最近は『どのみち行き着くなら』と、入門者の方が最初の1本として買われることも増えてきました」
定価 ¥31.500+税
全長 3.3m
継数 8本
仕舞 48.5cm
自重 62g

特別枠
がまかつ/がま渓流 マルチフレックス テンカラ水舞 EX 400


「1年間沈黙していたがまかつの水舞がリニューアルして再登場しました。いちばんの魅力は1本で3段階に長さを調節できるマルチフレックス。3.99−3.52−3.03 の長さで使うことができます。そしてその特徴はがまかつ特有の粘りにあります。限界まで曲がりきったと思ったその先でも、負荷がかかるとさらに粘るのががまかつの竿。この調子が好きな人が『水舞でなくては』と待ち続けた竿ですね」
定価 ¥42,000+税
全長 4m
継数 8本
仕舞 60.5cm
自重 85g


渋谷サンスイ 川釣り館の伊藤洋平さん。「テンカラ竿は今年は昨年を上回るスピードで売れています。竿は各メーカーから約20シリーズを取り扱い、長さや調子違いを網羅しています。ラインや毛鉤用品も多数扱っていますので、入門者の方も上級者のかたもぜひ遊びにきてください」

■ 渋谷 サンスイ 川釣り館
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2丁目22−9
営業時間:10:30〜20:00
電話03-3499-5025
http://fishingtackle-sansui.com/

 
 
ライター
藤原祥弘

野生食材の採集と活用、生活技術につながる野外活動などを中心に執筆とワークショップを展開。twitterアカウントは@_fomalhaut

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