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【戦ってみた】プラティパスをもっとも速く乾かす選手権

2016.05.16 Mon

ふくたきともこ

ふくたきともこ アウトドアライター、編集者

 柔らかなプラスチック製で、不要時は丸めてコンパクトに収納できる「プラティパス」のソフトボトル。キャンプ、山登り、自宅前でのBBQなど、年がら年中愛用しているアイテムなのですが、ひとつだけ毎度毎度思うことがありました。

「押し入れへしまう前に、なんとかもっと早く中を乾かせんもんだろうか」ということ。

 日向に置いてみたり、洗濯ばさみでぶら下げたり、ドライヤーで風を送ってみたり……とカビ防止のためにあれこれ試してきたものの、どの方法も完全乾燥まで数日を要しました。関西人の私は基本的に気が短いので、パっと洗ってシャっと水を切り、ババっと干したらスパっと乾くわ!みたいな方法がないものか、ずっと前から知りたかったわけです。

 そんなとき、先週プラティパス「PLATY™ 2L BOTTLE」をたまたま4つ使う機会が……。

 昨日バックパックの荷ほどきをしながら濡れたままのプラティパスを目にし、これを機会にテストしてみることにしました。

 名付けて「はよ乾かんかい プラティDRYレース」! 今回はその結果をお届けします。

全ボトルに共通するレース条件は以下
■水を2リットル線まで注ぎ、中身を捨て、下向きに10秒キープし水滴を落とす
■口で空気を送り込んでよく膨らませ、内部に空間を持たせる
■洗濯ばさみで吊り下げて、風通しのいい場所で干す

参加選手はコチラ

 干すときは口が上か下かがたまに議論になることもあるほど、上段ふたつはよくあるパターンでしょう。「菜箸イン」は“木をつたって水がよく抜ける”と持論を展開する友人がやっている方法。右下の手ぬぐいバージョンは思いつきですが、水蒸気の逃げ道となる口を塞いでしまったのがどう影響するのか気になります。

 レースは昨日の15時ごろスタート。干した環境は風通しのよい部屋の窓ぎわ。“えこひいき”感のないよう陽のあるうちは15分間隔くらいで定期的に向きも変えました。ぬ〜意外と面倒やわ〜このレース。

 さて、気になる結果は次ページへ!

 
 さあ気になる結果はいかに!? 


 これは今朝の写真ですが、なんと圧倒的な速さでレースを制したのが「手ぬぐいイン選手」だったのです。まさかのダークホース!

 では具体的にそれぞれを見てみましょう。
(左上)口が上選手は壁面の水滴はまばらだが、底部にわずかな水たまりが残っていた。(右上)口が下選手は実際に「やっている」という声を多く聞く方法にもかかわらず、4者で一番水滴が残っていた。(左下)水滴の少なさは菜箸イン選手がかろうじて2位をキープしたが、底部にはやはり小さな水たまり。そして一目瞭然、ダークホースの手ぬぐいイン選手(右下)が壁面の水滴数粒と、素材の隙間に残る水のみという実力で圧勝

 これが熾烈な「はよ乾かんかいレース」を制した手ぬぐい作戦のすばらしい乾きっぷりだ! 

 といいつつ、じつはこれに近い状態へ到達したのがレース開始からわずか2時間ほどという前夜であったのだから驚き。それからひと晩たっても残る3選手は水滴まみれと、まさにぶっちぎりの速さと言えました。推測するに、毛細管現象(繊維と繊維の隙間のような細い空間に、重力に関係なく液体が吸い上げられる現象)の作用によって、ボトル内の水分が外へ効率的に抜けたのではないでしょうか。

 カラクリはなににせよ、

結論
「プラティパスのソフトボトルを早く乾かしたいなら、手ぬぐい(布)を細く丸めてインすべし」

 ちなみに調べてみると、水に濡れやすい性質をもっている物質ほどこの毛細管現象が起こりやすいそう。速乾タオルの方がもっと速いのでは?と欲を出して考えてしまいましたが、布では天然繊維のコットンや麻などの方が顕著に現象が現れるようでした。

 つまり手ぬぐいとかバンダナなんかが適しているというわけですね。

 なお、新しいプラティパスと古いプラティパスが入り交じっていたため、現在ボトルと方法を入れ変えて第2レースを開催中。万が一順位が入れ替わることがあれば、改めてAkimamaにてご報告いたします。

→→なかに入れる布地の素材を変えて再実験
【続・戦ってみた】プラティパス早乾き選手権 追加のあの手この手編

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