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【いまさら聞けない】アウトドア用ガス燃焼器具のキホン「スタイルに合った器具選び」

(2016.09.14)

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 これまでガス燃焼器具のキホンとして「誤った使い方」「器具の劣化」などについて触れてきましたが、今回は「スタイルに合った器具選び」についてお話したいと思います。

 ガス器具の耐用年数は、メーカーによって異なりますが一般的にはおよそ10年前後。劣化したパーツを交換して使いつづけるということも確かに可能ですが、新しい製品に目を向けることも大切です。

 ガス器具のメーカーは、ユーザーからのフィードバックやニーズに応えるため、日々研究を重ね、改良・開発をつづけています。性能の向上はいうまでもありませんが、多様化するニーズに合わせて特徴を持った製品が生み出されています。

 あなたは自分のアウトドアスタイルに合わせたガス器具を使っていますか? 例えばシングルバーナー。オートキャンプをメインに楽しまれていた方が登山をはじめた場合、逆に登山をされていた!方がオートキャンプをしようとした場合、同じシングルバーナーを使いますか? もちろん登山とオートキャンプの両方に使っても問題はありません。しかしシングルバーナーひとつとっても、それぞれのシーンに合わせた製品があり、それを使う方が合理的です。

■オートキャンプ用のガスバーナーの特徴

 オートキャンプの場合、重さや大きさよりも、調理に使いやすいかどうかが重要視されます。比較的大きな鍋も使用でき、調理に要する時間も長く、同時にいくつもの調理をするケースもあります。それらに対応するガスバーナーは以下のようになります。


ゴトクやバーナーヘッドが大きめ
大きな鍋が使えて、火が鍋底全体広がり焦げ付きにくい



バーナー本体とガスカートリッジが離れている
バーナーからカートリッジを離して置くことで、カートリッジの過熱を防ぎ、長時間の料理に適している

とろ火も得意
長時間の煮込み料理などにも対応

CB缶対応タイプがある
山岳ほど低温にならないため、スーパーやコンビニ等の店頭で入手しやすいCB缶(カセットボンベ缶)を使えるタイプも人気



火口が複数
ツーバーナーやスリーバーナーは、同時に複数の料理が可能で、まさにオートキャンプ向き


 このような特徴のあるオートキャンプ用バーナーですが、その中でも形状や性能は様々。ファミリーなのか、カップルなのか、ソロなのかによっても選ぶバーナーは変わってきますね。

■登山用のガスバーナーの特徴

 登山の場合は、フリーズドライ食品を使用することが多く、お湯を沸かすという用途がメイン。仮に調理をするとしても小さなコッヘルを使って短時間で調理可能なものが大半です。そのためバーナーは以下のような特徴があります。


軽量
行動の負荷とならない

コンパクト
大きな鍋を使わないため必要最小限の大きさ



収納性
ガスカートリッジと共にコッヘル内に収納可能でかさばらない


低温に強い
低温に強いカートリッジも開発されている。これによって気温の低い山岳でも安定した火力を確保できる


 同じ登山用でも、低山なのか山岳なのか、夏山か冬山か、日帰りか長期縦走かなど、そのスタイルによっても何を重視するかも変わってきます。

 オートキャンプと登山という大きなくくりだけでなく、その中でもさらに細分化されたニーズがあり、それに適した製品が各社から出ています。

 アウトドアの楽しみ方の幅が広がったなら、ガス器具もアクティビティにあったモノを検討してみましょう。自分の目指すスタイルにどの器具が合うのかわからない場合は、アウトドアショップの店員さんに相談してみてもよいでしょう。新しい道具がもう一歩先の世界を見せてくれるかもしれませんよ。

 目的にあったバーナーとカートリッジの組合せと、説明書に沿った正しい使用方法で安全なアウトドアライフをお楽しみ下さい。

協力:一般社団法人 日本ガス石油機器工業会
http://www.jgka.or.jp/consumer/gasu-riyou/flyer/index.html

 
 
ライター
A kimama編集部
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