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【試してみた】無敵の完全防水パック「スクランブラーRT35アウトドライ」レビュー

(2016.11.21)

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 いよいよ本格的な冬が始まりそうですが、先日まで雪のないエリアなどでせっせと登山にいそしんでいたAkimamaスタッフ。

 今回は今年の登山シーズン、大いに活躍したマウンテンハードウェア「スクランブラーRT35アウトドライ」の使用感をご紹介します。

 このパックの一番の特徴が、「アウトドライ」というマウンテンハードウェア独自の防水技術で、“メインの荷室の内側をまるっとくるんでしまった”ということ。

 防水メンブレン(皮膜)を生地の裏側に直接ラミネートして張り巡らせることで、外からの水の浸入を一切許さない完全防水のパックができあがったわけです。

 ここでなにがスゴイのか、ということ。

 このパックは、荷物の出し入れを行なう開口部の形状がジッパーではなく「ロールトップ」タイプ(クルクルっと口を丸めて、両サイドをバックルで固定。折り返すことで防水性が高まる)で、中は一気室のドーンとした筒状になっています。

 中をのぞき込むと分かったのですが、内部にメンブレンの継ぎ目がないんですよね。つまり継ぎ目から水がジワジワ入って来ることもなく、通常のバックパックのように「もし雨が降ったら」を考えて、絶対に濡らしたくないものの収納位置を考えるとか、あらかじめ防水スタッフバッグにものを入れて収納する必要もないということ。

 極端な話、無造作になんでも放り込んで、ロールトップでギュっと締めて口を閉じれば万事OK!という、無精モノにはたまらん構造なわけです。

 突然大雨が降り出しても「あああぁぁあぁあザックカバー!」などと慌てる必要もなく、バタバタ慌ただしい仲間を横目に静かにレインウェアを着ればいいだけ。スマートです。

 またメイン気室とは別に、ほか背中側にはハイドレーションスリーブ、正面とサイドにストレッチポケット、ウェストベルトにも小型ポケットが装備されています。正面のポケットは大きく、今回は頻繁に取り出すものだけ別の防水スタッフバッグに入れて、正面ポケットに収納して使いました。濡れたレインウェアなども難なく突っ込める充分な大きさがあります。
 パック自体の容量は35リットルで、数泊の小屋泊の山行に使いやすいサイズ。

 夏に槍〜大キレット〜北穂高を抜ける3泊4日の小屋泊まり縦走で使いましたが、初日こそ(おつまみ等で荷物が多く)力技で持ち物を押し込むパッキングとなったものの、それ以後では容量は充分。

 ショルダーハーネス、ウェストベルトは比較的薄く、十数キロを超える荷量に耐える十二分なクッション性があるわけではありません。が、それはこのパック自体がそういうコンセプトの作りであり、軽い荷物で身軽な登山に出るというスタイルに適しています。
 最初は雨蓋のない1気室構造に戸惑うかもしれませんが、次第に慣れるのでご心配なく。そんな慣れ不慣れより重要なのはこの防水性。家に並ぶ同容量のパックを選ぶなら、つい「濡れない」モデルを手にしてしまうのは、つねに登山で雨がつきまとう日本に住んでいるからではないでしょうか。

 ……なんでこれが20,000円ちょっとで買えるのかナゾ!

 先日はうっすら雪化粧する北八ヶ岳方面へ。昼になると霜が溶け地面は濡れていましたが、お構いなく転がしておけるのがよかったですね。これから始まる雪のシーズンにも使い勝手が非常によさそうです。

マウンテンハードウェア/スクランブラーRT35アウトドライ

■価格:¥21,600(税込)
■カラー:ダークコンパス(写真)、シャーク、サンダーヘッドグレイ
■容量;35L
■重量:約901g
■素材:ボディ/400D HDナイロン

■問い合わせ
コロンビアスポーツウェアジャパン フリーコール0120-193-821

 
 
ライター
Akimama編集部
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