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北海道にオープンするICE STAR HOTEL。氷のホテルを建てるビルダーの足元はMERRELLだった!

(2017.01.14)

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 真っ白な雪原の中にたたずむ氷の建物で、滞在体験がかなう。1月14日、札幌市の郊外に、ロマンチックでちょっとエキサイティングな施設が誕生します。

 誕生するのは氷のホテル「ICE STAR HOTEL」。外壁は美しく透き通った氷、内壁は雪で作ったという、まさに氷と雪の建物です。

 部屋にはテレビも電話もありません。夜はキュッと冷え込む北国の冷気に包まれて、鮮明な星空を楽しむことができます。静かな夜のもうひとつの楽しみは、別棟のアイスバー。スツールもテーブルも、グラスまでも氷で作られたバーが設けられます。

 滞在体験ができるのは一晩3組まで。氷のベッドに毛皮を敷いて極寒用のパワフルな寝袋にくるまれば、自然な暖かさに包まれる特別な夜のはじまり。そして朝になれば、美しく透き通った氷の壁から柔らかな朝日が差し込みます。表に出れば、北海道独特の薄曇り空に雪が舞っていることでしょう。

 この非日常な一晩を過ごすことができるアイスホテル、の建物にAkimamaは注目しました。

 というのも氷のホテルは、建てられる場所も季節も限られています。その現場を見るだけでもレア体験。加えて、その建造方法も気になります。氷でホテルなんて、いったいどうやって作るんでしょうか?というわけで、ICE STAR HOTEL建造の現場にお邪魔してきました。

爽やかな冬晴れの中、氷の建物がちゃくちゃくとできあがっていきます。今回は躯体(くたい)と呼ばれる骨組みを木で組み上げ、氷で壁を積み上げていきます

  • アイスバーが設けられる建物。すべてが氷で作られる、まさにアイスホテルです
  • 適度に光を通す氷の壁は太陽を適度に透し、室内を独特の明るさで柔らかく包み込みます
  • 客室の壁は雪を固めたもの。音を吸収するので、驚くほど静かなんだそうです
  • その壁の原料となるのは、空気をたくさん含んだ北海道のパウダースノーです

 実はアイスホテルの建造はかなり難しく、危険な仕事です。相手は氷、つまり滑りやすい。しかも氷1本の重さは約120kgもあります。それを積んでいく作業は、相当に神経を使う仕事です。

 しかも、気温が上がれば氷はとけてしまいます。取材した日の気温はマイナス10℃ほどでしたが、日の当たる面は建築中の氷にもうっすらと水が浮き、スケートリンク並に滑りやすいという状況。アイスホテルの建造は足元の滑りやすい高所で、重い氷の塊を扱うという、想像以上に過酷な作業でした。

足場を組み、クレーンで氷をひとつずつ吊り上げながら、丁寧に積んでいきます。氷の上で重量物を扱うという、思ってもみなかった厳しい現場に驚きです

そのアイスビルダーたちが選んだのがMERRELLの「MOAB FST ICE+ THERMO(モアブ FST アイスプラス サーモ)」です。氷に傷をつけてしまうため、アイスビルダーはスパイクを使うことができません。そこで今まではウィンターブーツで慎重に作業する、という状況が続いていました。けれど濡れた氷をグリップする「アークティック・グリップ」なら、氷の上でも安定した足場を確保することができます。これまで以上に作業に集中し、現場の安全性を確保することができるようになったとのことでした

 こうしてできあがっていくのは、ため息ができるほど美しいホテルです。積まれた氷は壁となり、美しく透き通って北海道の雪原を透し見ることができます。ここで一晩を過ごすことを考えると、どうしようもなくワクワク、そしてうっとりしてしまいます。

 現場は和気あいあいの気さくな空気でしたが、重い氷を吊り上げる時にはピリッと緊張したムードも漂います。この日は建物の外壁を作り上げているところでしたが、数日後には内装を仕上げる作業も始まったとのこと。

「ICE STAR HOTEL」を建造するビルダーたち。前列右から2番目が、このホテル建造をディレクションする濱口さん。アイスホテルの本場・スウェーデンでアイスビルダーとして活躍した、その経験を日本での氷建築に役立てています

 いよいよオープンとなる「ICE STAR HOTEL」は、宿泊せずにアイスバーだけを訪ねることも可能。もちろん氷の建物を見に行くこともできます。札幌に登場した、本格的な氷の調度品を備えた氷のホテル。どんな建物ができあがっているのか、是非とも確かめに行ってみてくださいね。

 

ICE STAR HOTELについてはこちらまで
http://icestarhotel.com

ビルダーたちが愛用するMERRELLの「MOAB FST ICE+ THERMO」についてはこちらへ
http://www.merrell.jp/product/shoes/men/MOABFSTICETHERMO.html

【Akimama 記事】
本格的な冬を迎えて大人気! 「濡れた氷の上でも滑りにくい」MERRELLのMOABとAURORA

 
 
ライター
林 拓郎

スノーボード、スキー、アウトドアの雑誌を中心に活動するフリーライター&フォトグラファー。滑ることが好きすぎて、2014年には北海道に移住。旭岳の麓で爽やかな夏と、深いパウダーの冬を堪能中。

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