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【A&F ALL STORIES】長く愛用してもらい、ゴミにしないというミッションを掲げたサンダル「チャコ」

(2018.03.26)

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チャコは、現在もコレクションとしてメイドインUSAのモデルを生み出し続けている。写真はパックマンとのコラボモデル(5月頃、発売予定)。
「うちで『ムーンストーン』を扱っていた時期があるのですが、その副社長だった人物が、おもしろいサンダルがあるからと言って紹介してくれたのがチャコ(Chaco)だったんですよ。ひと目見てユニークなサンダルだと思いましたね。それまでサンダルといえば、ビーチサンダルかトイレで使うようなサンダルしか知りませんでしたから。ウェビングを自在に動かせ、誰の足にもフィットすることや、しっかりとしたアウトソールがついていることなど、まさに靴みたいなサンダルだ、と驚きました」

 そう笑うと、赤津孝夫会長はチャコとの出会いを語りはじめた。

 さっそく日本での販売をもちかけたところ、当時のチャコは会社の規模が小さく、生産が間に合わないからむずかしいと断られる。

「それでも、うちの店だけでいいからと頼みこんで、ようやく売り始めたんです」

 当時、チャコがあったのはコロラド州のパオニア。デンバーといった大都市でもなければ、ロッキー国立公園の近くでもない。デンバーから300マイル(480km)ほど西へ行った、人口1500人程度の小さな町だった。

 コロラド州でラフティングガイドをしていたマーク・ペイジェンが「川で過ごすのに適したフットウェアがない。ならば自分で作ればいい」と考え、1989年に誕生したのがチャコのサンダルだった。そんなマークは、東部のニューヨーク州バッファローで生まれ育っている。

「自然に近いほうが人間らしい暮らしができるという思いが、自分のなかで生まれてきた。そうして、旅の果てにたどり着いたのがパオニア。東にはロッキーの山々、西には砂漠が広がっているんだよ」

 マークは赤津会長にそう話していたという。パオニアには信号機がひとつもないけれど、補って余りあるほどの多様な自然が残されていた。
1989年に誕生して以来、多くの旅人にパートナーとして選ばれてきたチャコ。チャコとの旅をインスタグラムで#chaconationのハッシュタグをつけて公開しているチャコフレンズも多い。

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ライター
Akimama編集部
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