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家具のクォリティを備えたアウトドアチェア。Lafumaから「エボリューション エアコンフォート」登場

2017.04.19 Wed

林 拓郎 アウトドアライター、フォトグラファー、編集者

 そもそもLafuma(ラフマ)はフランス人の兄弟の名字です。革細工と馬具の職人だったラフマ3兄弟は1930年、それぞれの技術を活かしてザック製造会社を創業。以来、Lafumaはウェアやバックパックなどを作る一大アウトドアブランドとして、多くのクライマーやハイカー、キャンプ愛好家らに支持されてきました。近年ではそのグループに「MILLET(ミレー)」を加えており、ますます本格的なアウトドアブランドとして知られるようになったというわけです。

 さて、そのLafumaが有名なのはアウトドアギアにおいて、だけではありません。実は1954年からはアウトドア用の家具を製造しています。

 キャンプやハイキングだけでなく、中庭やバルコニーといった身近な戸外でのくつろぎは、広くヨーロッパ全体で愛されている習慣です。当然、この「贅沢な時間を楽しみながらも、外で使っても痛まない家具」は万人の求めるところとなりました。

 Lafumaは1936年、世界で初めてメタルフレームを使用したザックを開発しましたが、その技術を応用したのがパイプと丈夫な布を使った椅子でした。ええ、単なる戸外用のイスではなく、心からくつろぐことを大きな目的として、快適で、ヨーロッパの短い夏を思い切り楽しみ、美しい風景を愛でるにふさわしい「家具」としての使い心地を与えたのです。それがLafumaの椅子の出発点であり、今に引き継がれるフレンチスタイルのアウトドアファニチャーとなりました。

EVOLUTION AIRCOMFORT®/好みの角度で無段階にリクライニング可能。最大127度 ■カラー:アシエ(左)、トープ(右) ■サイズ:高さ114×幅69×奥行き85cm(折りたたみ時 高さ98×幅69×奥行き23cm) ■耐荷重:140kg ■価格:41,000円+税

「EVOLUTION AIRCOMFORT®」は、Lafumaのリクライニングチェア最上級モデル「EVOLUTION」をベースにしました。深く腰掛けても頭や足がフレームを感じ取ることがないよう、背もたれ上部とフットレスト下部のクロスオーバーは取り除かれています。この柔らかな座り心地は、「EVOLUTION」ならではのものです。

 さらにフレームとシートをLafuma特許のクリップサスペンションシステムで連結。シートにはLafumaのバックパックのクッションにも用いられる三層構造の「エアコンフォート®クッション」を採用することによって優れた形状追従性と荷重分散を示し、内部に水をため込むことなく、通気性と速乾性を発揮しています。

 百聞は一見にしかず。座ってみれば、その本質が「キャンプ用品」ではなく「家具」だということが感じ取れるはずです。このチェアに身体を沈めれば、お気に入りの河原が、海岸が、自宅のベランダが、あるいは旅先でクルマを停めたその場所が、この上なく心地よい広大なリビングへと変わってしまうことでしょう。

 同じような座り心地のソファを探しても、この値段ではなかなか買えないだろうと思わせる快適さ。そして、この質感でアウトドアにも使えるのか!という驚き。お近くのラフマ取扱店で是非とも体験してみてください。

詳しくはこちらへ
■Lafuma(ラフマ)
http://www.lafuma-furniture.jp

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