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LIGHT MY FIRE社とMorakniv社のコラボ。火を操る『ファイヤーナイフ』

(2017.07.24)

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LIGHT MY FIRE社とMorakniv社は、ともにスウェーデンの会社。握りやすく滑りにくいグリップを採用し、ブレードはナイフ鋼材として定評のあるサンドビック社の12C27ステンレスを使用している

 ハイテクで便利になりすぎたアウトドアシーンへのカウンターなのか、地図読み、ロープワーク、ナイフの使い方や火起こしなど、基本的なアウトドアスキルを習得したい熱が高まっているように感じる。
 中でもファイヤースチール(メタルマッチ)で火を起こす技術は、「できたら便利だろうなぁ〜」と思っている人が多い技術の一つではないかな? なんせただの金属の棒でどんなに濡れようとも火花は確実に飛ばすことのできるアイテムだ。そのファイヤースチールのトップメーカーLIGHT MY FIRE社と、スウェーデンナイフのトップメーカーMorakniv社のコラボがこの『ファイヤーナイフ』だ。焚付け作りから火起こし、ロープカットから木工、料理までコレ一本でこなすことができるナイフだ。

 本体は約225㎜、刃渡りは約100㎜。刃の厚みは約2mm。グリップ部分にはLIGHT MY FIRE社のスウェーデン製フェロセリウムロッドが内蔵されている。ナイフの峰部分は鋭角に処理され、フェロセリウムロッドを豪快に削り飛ばすことが可能だ。名前通り火を操れ、登山からキャンプまで幅広く使用することができるのだ。

 LIGHT MY FIRE社のフェロセリウムロッドは他社と違い、固めにチューニングされている。鉛筆削りの要領で先端部分を削ると火花が飛ぶ。火花のコントロールがしやすく、麻ヒモなどの燃えやすい物や登山時のガスやアルコールの着火に少量で確実に着火することが可能だ。ちなみに他社(中国製が多い)のフェロセリウムロッドは柔らかく全体的に削り飛ばす要領で大量の火花を飛ばせる。単価も安いため太めのロッドを買えば、対象物の大きな焚き火の着火に便利だ。

 刃の厚みは約2mmとアウトドアナイフとしては薄め、先端部分は更に薄く削っている。硬い薪を叩き割る等のハードな使用には不向きだが、先端部分は調理にも向いている。

 ファイヤースチールの性能などがわかるように、杉薪を叩いて割り、着火しやすいように薄く削り、付属のファイヤースチールで着火までの動画を撮影してみた。これだけのことができるのに重さは鞘も込めると約120グラムほどの軽量なナイフだ。

 
 
ライター
森 勝

低山小道具研究家。元アクセサリーデザイナー。発明コンテストで賞金10万円を獲得した経験もあるギア好き。ブログは自転車とアウトドアライフ(遊び)

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