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【毎日コフラン】1機能383円!? で、無駄なしの6機能。宮川 哲のコフラン第2位は……6ファンクションホイッスル

(2019.06.14)

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「ルーペは太陽で火おこし、植物観察にも」と、コフランの説明書きに。ちなみにシグナルミラーのほうは「エマージェンシーミラーで空からの捜索に合図、ちょっとした身だしなみ」。ひとつの機能をひとつで終わらせないところもコフランらしい。使い方は自分次第ということで。

 価格は税込で2,484円。高い、高いよ。コフランで4桁なんて!!

 というのが最初の印象だった。「いいものを安く」または「安くていいものを」が、コフランの魅力のひとつのはずだと鼻息も荒く。が、そのときふとあることに気付く。

 6ファンクション。

 待てよ、6……。2,484を6で割ると414。これって税込だったから抜きに直すと383。

 なるほど。1機能に換算すると383円。これなら、コフランの信念をちゃんと貫いているじゃないか。コンパスもルーペもミラーも温度計もライトもみんな383円!!! と変なところで納得してしまう。

 値段の話はともかくも、この「多機能」というのには、やはり惹かれるものがある。

 スイスのナイフだってそうだし、カナダのホイッスルだってそう。オオモトが刃物だろうが鳴り物だろうが、そんなことは関係なし。多機能は「いろいろ付いている」ことに意味がある。

 魚の鱗取りだって、爪磨きだって、アーミーナイフには必ずあるじゃないか(もちろん、どのモデルを選ぶかによるんですけどね)。

 でも、胸に手を当ててジッと考えてみる。この機能のひとつひとつ、ちゃんと使ったことがあったろうか。そういう目で身の回りのものを見直してみると。

 スマホ……たぶん、本来の機能の10%も使ってない。
 mac……40%くらいかな? 
 スイスアーミー……多くても30%
 クルマ……60%くらいは使っていたい。
 自分の身体……??

 なんと無駄の多いことか、と気が付かなければよかったことに気付いてしまった哀しみが心の隅を過っていく。これが現実だったか。

 そして、手元の6ファンクションに目を向ける。機能その1=ホイッスル、その2=シグナルミラー、その3=温度計、その4=ルーペ、その5=コンパス、その6=LEDライト。
  
 あ! なんとなんとなんと……。これ全部、山で普通に使うものばかり。なるほど、ここがコフランがコフランたる由縁なのかもしれない。多機能にも無駄がない。不必要なものを削ぎ落とし、必要なもののみに集中する。

 なんて、コフランおじさんもそんなむずかしくは考えてないだろうけど、必然的にこうなったということかな。

 さっきの表記で行けば、

 6ファンクションホイッスル……100%

 2,484円。安いのかも、ね。

 


◼︎コフラン 6ファンクションホイッスル
価格:2,484円(税込) サイズ:直径8.5×3×1.2cm 重さ:約28g 付属品:SR1120×1.5V電池3個、フック付きストラップ

 

 
 
ライター
tetsu

山岳•アウトドア関連の出版社勤務を経て、フリーランスの編集者に。著書に『テントで山に登ってみよう』『ヤマケイ入門&ガイド テント山行』(ともに山と溪谷社)がある。

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