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行政と市民が作り上げるの無料フェス、三条楽音祭。新潟の自然豊かな森の公園で開催。

(2017.08.26)

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 夏のフジロック(苗場)やアースセレブレーション(佐渡)、冬の豪雪JAM(十日町)など新潟で開催されるフェスは多い。そのなかでも「行政と市民が作り上げるフェス」として、入場料無料にこだわって開催を続けているフェスがある。9月3日に三条で行われる三条楽音祭。今年で9回目となる。

「行政と市民が作る、手作り感溢れるミニマムなフェスです。利益目的ではなく、地域貢献を目的としていること、そして、スタッフや地元のみんなが知恵や技術を持ち寄って作るからこそ出せる、ピースフルな空間こそ三条楽音祭の魅力だと思います。老若男女、その時にお金がある・ない、子どもが小さくてなかなかイベントに行けない人から、四六時中フェス三昧の人まで、その人の置かれた状況に関わらず一日限りのお祭りを楽しんでほしい。そんな考えから、無料フェスとして開催し続けています」と三条楽音祭実行委員長の大橋賢太さん。

 会場となっているのが中浦ひめさゆり森林公園。通常はキャンプ場としても使われているところだけれども、三条楽音祭では一日のみの開催ということもあり、キャンプは不可となっている。

「キャンプインにすることは、今は考えていません。会場へは臨時の無料シャトルバスでの移動でしかないのですが、道中、田園風景を楽しんでもらえればと思っています。徐々に田んぼから山の風景に変わり、細い道を抜けていくと、会場の中浦ひめさゆり森林公園があります。山のなかにポツンと存在する森林公園は、決して大きくないのですが、ロケーションは最高です。木々に囲まれ、小川が流れる会場はいるだけで森林浴気分になれます」

 行政が関わるということになると、出演するアーティストはメジャー感などを求められてしまうに違いないと考えてしまうけれど、どうやら三条楽音祭は行政とフェスを作り上げる市民(スタッフ)のビジョンが近いのだろう。

「音を楽しみ、自然に感謝。祭りを通して街を知る。僕のなかでは三条楽音祭は『山の中に現れた一日限りの街』というイメージなので、お客さんにはそこにある文化や自然を思いっきり楽しんでほしいです。そして、開催地について、何か新しい発見や気付きを持ち帰っていただければ最高ですね!一日限りのお祭りです。みんなで一緒に楽しみましょう!」

 去年は、歴代でトップランクの3000人以上のファンが三条楽音祭を楽しんだという。都心で開催される無料のイベントに比べれば、けっして多い数ではない。交通の便がいいわけではない場所で開催される無料のフェスには、少なくない人が行きたいと思わせる魅力が必ずある。

写真=アリモトシンヤ

三条楽音祭

開催日:9月3日(日)
会場:中浦ひめさゆり森林公園
入場料:無料
出演:Polaris、KODAMA AND THE DUB STATION BAND、SAKI & the factor、SAIRU、GOOFY KINGLETS(新潟)、久保田リョウヘイ 、他

 

 
 
ライター
菊地崇 a.k.a.フェスおじさん

フェス、オーガニック、アウトドアといったカウンターカルチャーを起因とする文化をこよなく愛する。フェスおじさんの愛称でも親しまれている。

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