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未来に平和の虹をかけることを目指したフェス、RAINBOW CHILD 2020。

(2018.08.08)

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 岐阜県八百津町。町の中心に木曽川が流れ、近年では八百津高校ボート部などの活躍もあってマリンスポーツにも力を入れている町だ。この町で野外フェス「RAINBOW CHILD 2020」が立ち上がったのが2014年のこと。今年で5回目の開催になる。

 RAINBOW CHILDをスタートするきっかけになったのは、東日本大震災で被災した家族を呼んで、自然のなかで保養してもらう「海旅キャンプ」。現在も続く海旅キャンプの経費を、フェスで少しでもまかなえればという思いだったという。

「僕は名古屋に住んでいるんですけど、東北でいろいろ活動していくなかで『保養』ということを思いついたんです。夏休みに、八百津に福島の子ども達を呼んで、思いっきり野外で遊んでもらう。毎年募金によって開催していますが、その経費をフェスの収益で捻出できないかと思って」とRAINBOW CHILD代表の西田優太さん。

 初回は海旅キャンプでも使っている山小屋カフェを会場にしての小さなフェスだったけれど、2回目から八百津町の協力も得て、現在の疎水公園に会場を移した。

「ずいぶん前に、疎水公園でハウンドドッグがライブをして1万人くらいを集めたそうなんです。おじいちゃんおばあちゃんはそのことを今も覚えていて、町民の方も行政の方も、みなさん協力的なんです。海旅キャンプを核にしていることもあって、コンセプトのひとつに家族で楽しめるということを掲げています。行政には、マリンスポーツなどのコンテンツも協力してもらっています。大きなテーマとしては『世界平和』ということを自分のなかでもずっと抱いているんです。おじいちゃんおばあちゃんの世代が平和を願ったことで、今の日本の平和につながっているんじゃないかって思ったことがあって。だったら僕らの世代が平和を願えば次の世代にも伝わっていく。世界平和のひとつの証がフェスであったり音楽であったり。平和であることを楽しむ場でありたいと思っています」

 去年は残念ながら大雨になり、多くの笑顔をここで見ることはできなかった。その分、今年は多くの人たちにフェスという時間が平和につながっているということを感じてもらいたいという。

「フェスをやっている最中も撤収の時も大変なことばかりなんですけど、ちょっと時間が経って、誰かがフェスをつぶやいていないのかなって見て、『楽しかった』とか反応を目にすると、やっぱりやってよかったなって感じますね。県外や海外からもこの日のために手伝いに来てくれる仲間たちがいるし、そういう仲間たちがそこで顔を合わせられるというか。そこもフェスのいいところですよね。RAINBOW CHILDをやっていなかったとしたらずっと会わなかった人たちが、このフェスをきっかけにまた顔をあわせる。スタッフだけではなくお客さんも同じ。それがフェスを続ける喜びなんでしょうね」

 週間天気予報を見ると、8月12日の八百津町の天候は曇時々晴れ。最高気温は34度。岐阜で続いている猛暑は避けられそうな予報だ。多くの笑顔が平和につながっている。そんなことをRAINBOW CHILDは感じさせてくれる。

RAINBOW CHILD 2020
開催日:8月12日(日)
会場:岐阜県八百津町蘇水公園
出演:UNCHAIN、bird、Rickie-G、OBRIGARRD、かむあそうトライブス、工藤真工、SAIRU、The Novelestilo、Dachambo、他

 
 
ライター
菊地崇 a.k.a.フェスおじさん

フェス、オーガニック、アウトドアといったカウンターカルチャーを起因とする文化をこよなく愛する。フェスおじさんの愛称でも親しまれている。

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