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森の豊かさを知ってもらいたい。そんな思いを持ったアヲルフェスが入場無料を続ける理由。

(2017.10.27)

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 埼玉県西部、所沢や入間などに残された平地林は「おおたかの森」と名付けられている。そこで今年も入場無料の「アヲルフェス」が開催される。

「森の保全活動をしている『おおたかの森トラスト』という団体があります。その活動によって、ダイオキシンで危機に陥ってしまった森が、少しずつですが購入され、かつての武蔵野の面影が取り戻されつつあります。この貴重な森の存在を知ってもらいたいという理念のもと、スタートしたのが『アヲルフェス』です。2012年にスタートして今年で6回目。『森の再生地』である会場の木々が、年を重ねるごとに成長して行っている景色に目を向けてもらえたらと思っています」とアヲルフェス・オーガナイザーの目黒裕葵さん。

 森に足を踏み入れてもらって、森のことを知ってもらうこと。これがこのフェスの一番の目的だ。だからいつまでも続くのではなく「いつか終わること」を目指しているという。

「出演者の方も、出店くださる方も、来場してくださるみなさまも、協力者であってお客さまではないと思っています。来場するみなさんにとっても『共に作り上げるイベント」であることを意識してもらうための希望が込められているのが『エントランスフリー』なんです。森で過ごす一日が、私たちにとってこんなに豊かでかけがえのないものであること、そして私たちの未来にたくさんの可能性を与えてくれること。それを少しでも多くの人に感じてもらい、イベントの必要性がなくなるくらいの日が来ることが、『アヲルフェス』にとって何よりの願いなんです」

 都市から近くにある自然を残していくこと。そのためにはどんなライフスタイルを目指さなければならないのか。そんなことを「アヲルフェス」は入場無料という形態を通して提示している。

OWL FESTIVAL 

開催日:11月5日(日)
会場:おおたかの森再生地(埼玉県所沢市北岩岡46-1)
出演:MABROCK、OISO ROCKERS feat.岸真衣子、Indus & Rocks

 
 
ライター
菊地崇 a.k.a.フェスおじさん

フェス、オーガニック、アウトドアといったカウンターカルチャーを起因とする文化をこよなく愛する。フェスおじさんの愛称でも親しまれている。

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