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勝手にアレンジ、トムカースープでおなか満足、山ごはん!!

2014.03.19 Wed

宮川 哲

宮川 哲 アウトドアライター、編集者

 だんだんと春の心地もよくなって、そろそろ山登りのシーズンも始動かなと思う今日この頃ですが、今回は山の上でシアワセ気分が味わえる超簡単な山ごはんのレシピをご紹介します。

 名付けて「Akimamaで勝手にアレンジ、トムカースープ」です。

 トムカーとは、なんともエスニックな雰囲気の漂う名称ですが、それもそのはず、トムカースープはれっきとしたタイ料理のひとつ。「トム」とはタイ語で「煮る」なり、「ゆでる」を意味する言葉で、「カー」とは東南アジアに自生するガランガルという野菜のこと。ガランガルはショウガの仲間ですが、日本のショウガほどには刺激的ではありません。
 
 このスープを使った料理でよく知られているのは、トムカーガイ。ちなみに「ガイ」とは、鶏肉のことです。つまり、ショウガのスープで鶏肉を煮込んだ料理ですよね。でも、タイ料理らしく、そのベースにはココナッツミルクがしっかりと効いています。

 料理の質感としてはグリーンカレーにも似ていますが、色味はココナッツミルクの白が基本。味もさほど辛くはなく、むしろ甘みさえ感じられるほどです。でも、その味の深みと来たら……これぞエスニックといった具合です。

 さて、そんなトムカースープが手軽に楽しめるのが、“Roi Thai”のトムカースープの素。もちろん、タイからの輸入フードですが、“Roi Thai”は日本でも人気の商品で、あのカルディコーヒーファームでもシリーズで扱っています。2人分で1パックになっている上に、かなりのお手頃価格です。

 パッケージがしっかりとしているので、山にも向いているんですよね。

 トムカー“ガイ”であれば鶏肉が必要になるところですが、山の上に生の鶏肉を担いで行くわけにもいきません。パッケージに印刷された〈作り方〉の欄を見れば、鶏肉の代わりにエビでもOKとなっていましたので、魚介類も合うはずだ!! と勝手に解釈してみたり。

 はい。ということでエビではなく、アンチョビを使うことにしました。アンチョビの小さな缶詰は、山向きでとても便利なんですよね。そのまま火に掛ければ、アヒージョ風にしてツツくこともできます。ビールのアテには最適なのです……と、話があっちの方向に行ってしまったので、こっちに戻しまして。

 さらには、山の上でもやっぱりオイシいものを食べたいので、ちょこっと荷物をプラスします。ひと欠片の生ニンニクに、パクチー代わりの生セロリなんかも入れちゃいましょう。あとは、乾燥野菜類をプラスして、粒コショウとタカノツメ、ローズマリーなんかもひとツマミ。これみんな、自分で山用に小さくパッキングしたものを使います。

 作り方は下のレシピのとおりですが、(乾燥野菜を)ジワッと戻して、(ニンニクとアンチョビを)ジュジュっと炒めて、(生セロリを)トントンと刻んで、(トムカースープの素を)ドバーッと注ぐ。あとは、グツグツと煮込んでオイシくなるのを待つのみ。

 調理時間はざっと10分から15分ほど。ギアについてもストーブとコッヘル、カトラリーがあれば、それで充分。簡単なのに、いやいや、本格タイ料理の味が楽しめます。

 あ、でも、このアンチョビを使ったトムカースープは、もはやオリジナルのトムカースープとはかけ離れちゃっていると思いますので、あしからず。

 そのままスープとして飲むもよし、アルファ米にあわせてカレー風にして食べるもよし。いつしか、山の上にもエスニックの風が吹き付けてくることでしょう。あぁ、満腹。

                                 

■「Akimamaで勝手にアレンジ、トムカースープ」
〈材料 2人分〉
Roi Thai トムカースープ……1パック
アンチョビ缶……1缶
乾燥野菜……少々
生ニンニク……1欠片
生セロリ……1本分
タカノツメ、粒コショウ、ローズマリー……少々
オリーブオイル……少々
ハバネロソース……お好みで

〈作り方〉
1.まずは乾燥野菜をシェラカップに入れて、少々の水で戻す。
2.少量のオリーブオイルでニンニクを炒め、
3.アンチョビをオイルごと投入!
4.「3」を炒めている間に、セロリの茎を刻む。
5.これを「3」に入れて手早く炒め、
6.戻した乾燥野菜を水ごと「5」に入れて、強火でグツグツ。
7.そこにトムカースープを入れて、さらにグツグツ。
8.ひと煮立ちしたら、セロリの葉っぱの部分を手でちぎって投入すれば、
9.完成!! お好みでそのままスープとして、またはごはんにかけて召し上がれ!

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