• 料理

フードドライヤーで乾燥野菜。美味い、軽い、保存が利く。これは縦走の友だ!

2015.09.14 Mon

林 拓郎 アウトドアライター、フォトグラファー、編集者

 こんにちは。この夏、レンタル家庭菜園を利用して野菜作りをしておりました。家庭菜園istの皆様には常識ですが、野菜は容赦ありません。一日でこんなに成らなくてもいいよ!ってくらいに実がつき、熟し、放っておくとあっという間にダメになる。勢い、毎日がトマト祭りやキュウリFESTIVAL、ズッキーニカーニバルに茄子地獄ってことになってきます。無理です、食べきれません。と音をあげて、フードドライヤーを導入しました。

 ホントは天日で干してやれば電気代もかかりませんが。なんせこの量を天日に任せるのはいったい何日かかるんだってことになります。それに、お天道様まかせだと合間にちょっと曇ったりしただけでカビが発生したりって失敗も重ねてきました。そこで、今年は科学のチカラで一気に乾燥してしまえ!という算段です。

 で、やってみたところ。
・驚くほどかさが減る。冷蔵庫の中スッキリ
・乾燥しているのでカビや腐敗の心配が激減。長持ち!
と、保存目的は完璧に達成。この状態で一ヶ月いけるのか? いや半年くらいはOKだろうと、賞味期限を探っているところです。

 しかしそれ以上に驚いたのは、干せば美味くなる、がホントだったこと! 乾燥したものをかじっただけで、その旨さは格別。なんつうか、滋味をぎゅう〜〜〜っと凝縮した感じです。トマトはケチャップで味わったことのある、あの濃厚なうまみが口いっぱいに広がります。ズッキーニは甘く、サヤインゲンは香ばしく甘い。まさに野菜本来の旨味を濃縮しちゃう感じです。

 もちろんAkimamaとしては、野外にも持ち出します。トマトにサヤインゲン、ズッキーニなんかをスープに放り込むだけで、これまた格別の香りと美味しさ。あぁ、野菜ってこんなに香りが豊かで味わいも深かったんだねぇと、夏の終わりのキャンプ場でうっとり。何と言っても乾燥しているので軽い・かさばらない・傷まない。それでいながら美味しいとくれば、これは縦走の友、確定です!

 というわけで夏野菜の季節はそろそろ終わりですが、食欲の秋に向けては果物と野菜を乾燥し続け、より充実した保存食ライフをおくろうと企んでおるところです。いや〜フードドライヤーってすごいわ。

林 拓郎 アウトドアライター、フォトグラファー、編集者

スノーボード、スキー、アウトドアの雑誌を中心に活動するフリーライター&フォトグラファー。滑ることが好きすぎて、2014年には北海道に移住。旭岳の麓で爽やかな夏と、深いパウダーの冬を堪能中。

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