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みそ愛が強すぎるフードコーディネーター蓮池陽子さんの「アウトドアみそ活用術」!

(2017.05.24)

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「おいしい食」と「豊かな自然」との強い結びつきを感じながら

活動するフードコーディーネーター蓮池陽子さん。

第16回目となる連載は、
自宅使いからキャンプまで準備して間違いのない
調味料「おみそ」の選び方をご紹介します

 みなさん、こんにちは。みそを愛して止まないAtelier Story蓮池です。

 さて突然ですが、先日「みそで食中毒が起きたことはない」という資料を読みました。

 なんでもみその中では、食中毒の原因となる大腸菌や黄色ブドウ球菌などの病原菌は死滅してしまうそうなんです。これってすごくないですか??

 恐るべし、みそパワーです。

 夏になると熱中症や夏バテで、暑さによる食欲不信を原因とした体力消耗が増えてきます。そんな時に効果的なのが「みそ汁」です。

 みそ汁は水分も塩分も取れる上、みそにはビタミン、ミネラルのほか、ブドウ糖も。熱中症対策で市販のスポーツドリンクを飲むよりも、1杯のみそ汁を飲むほうがカラダにいいような気がします。

 とはいえ、夏は暑いですから、そのときに熱いみそ汁を飲むのは合理的ではありません。

 そんなときはそう、夏はやっぱり「冷や汁」ですね。

 冷や汁とは、簡単に言ってしまうと「冷たいおみそ汁」のことで、粉末のだしとみそをお椀に入れて水で溶けは即席の冷たいおみそ汁ができあがります。
 具材はキュウリや豆腐なら切るだけですし、ひと手間かけるなら焼きなすなどおいしいですね。あとは、なんとトマトやトマトジュースを入れるのもオススメです!

 夏は熱を帯びたカラダをほどよく冷ますのが重要(でも冷やし過ぎには注意!)。もっと簡単な食べ方なら、キュウリとみそを食べて水をたっぷり飲めば、体内で冷や汁になりますね(笑)。アウトドアで遊んだあとには、ぜひみそ積極的にを摂ってみてください。

 さて、こんなふうに私たちのカラダを支えてくれるみそですが、何を基準にどう選べばよいのでしょうか?

 前述の通り、みそで食中毒が起きたことがないぐらいですから、いってみれば食品添加物を使用する必要がない食材とも言えます。

 ですから、できる限り食品添加物の少ないお味噌を選ぶようにされるとよいと思います。
 ただ、みそに使われる食品添加物の中に、酒精(アルコール)というものがあります。これはみそが生きてているために袋が膨張したりするのを制御するために使われるもの。この添加物に関しては、良質を保つために「仕方ない」のではないかと思ってます。つまり醸造家さんが「おいしいみそを品質を落とさず使い手に届けたい」の思いがあって、酒精を使用する場合も多いと思うのです。

 あとは「天然醸造」のものを選ぶこと。

 天然醸造とは、加温によって醸造を短時間で行ったものではないことです。ある程度の熱を加えればより早く発酵するのですが、やはり長期醸造したものと風合いの差がでてくることが多いようです。

「特選」の表示は同種の比較対象みそと比べたときに、原材料がよかったり、こうじの割合が多かったり、発酵熟成期間が長かったりするときにつけます。

 アウトドアシーズンのこれからの季節、みそは心強い調味料です。ぜひたくさん召し上がってくださいね。
(文・写真=フードコーディーネーター蓮池陽子

 
 
ライター
蓮池陽子

フードコーディーネーター。都内ビストロ勤務を経て、料理・製菓講師に。その後アウトドアでの料理や、山菜など自ら採取をする中で、おいしい物と豊かな自然が密接な関係にあると開眼。「食」のストーリーを追い求め、登山や釣りなど本格的なアウトドア活動も行なっている。著書に『仕込んでいくから失敗しない66のレシピ キャンプの肉料理』(オークラ出版)。http://atelierstory.jp/

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