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【おうちスキレット】子どもは白めし、大人はビール!「豚バラとナスのジンジャーネギ塩ソース」
2020.04.30 Thu
小雀陣二 アウトドアコーディネーター
ダッチオーブンとは鋳鉄製の重厚感あるフタ付き鍋のこと。
西部開拓時代を舞台にした米国のテレビドラマ「大草原の小さな家」や、西部劇映画の食事シーンにはかならずといっていいほど登場する黒い鉄の調理器具で、見覚えのある人も少なくないでしょう。
外出が制限されるこの時期、「使ってみたかったけどなかなか機会が…」という声も聞こえてくるダッチオーブン使って、自宅料理を楽しむレシピを定期的に紹介していこうと思います。
初回3回は、ダッチオーブンの1種である「スキレット」のレシピをお届け。写真はスキレットの代名詞である「ロッジのスキレット」ですが、フライパン感覚で簡単に使えて失敗が少なく、食卓にそのままサーブすれば“キャンプ感”も演出できる名品です。夕飯の1品をスキレットを使ってお父さんが担当してもいいいと思いますよ!
「じゃあこれを機会に導入してみよう」という場合は、4〜5人で囲むなら10インチ、2〜3人なら9インチのスキレットがオススメです。
第1回:豚バラの旨味をたっぷりナスに吸わせて!
豚バラとナスのジンジャーネギ塩ソース ★調理15分
[ 材料 ] 4人分
豚バラブロック肉...300g ナス...4本 ショウガ...15g ニンニク...1かけ 長ネギ...10cm カイワレダイコン...1束 ライム...1/4個 塩...適量 黒コショウ...たっぷり
[ 使用する主な調理道具 ]
スキレット、ガスコンロ
[ 作り方 ]
1、豚バラをひと口大に切り、塩をまんべんなく振りよくもんでおく。2、ナスはヘタを切り落とし、ひと口大にカットする。1.5cmくらい。
3、ショウガ、ニンニクはみじん切りにする。4、ネギとカイワレは細かく刻んでボウルに入れ、ライムを搾る(レモンで代用可)。塩を少し濃いめの味になるまで加えてよく和えておく。
5、スキレットを中火で熱し、油は敷かずに豚バラの脂身を下側にして脂を出しながら焼いていく。じゅわ〜。いいねぇ。
6、いい感じに脂が出てきたらショウガとニンニクを加えて、豚バラをまんべんなく焼く。さらにナスを加えて脂をたっぷり吸わせながら焦げ目が付くまでしっかり焼く。ナスがスポンジのように脂を吸い上げます。
7、肉の上からネギとカイワレを盛り、たっぷり黒コショウを振ればできあがり!
豚バラの旨味たっぷりの脂をナスにしっかり吸わせるようにじっくり炒めれば、間違いない味と仕上がりに! 薬味はこれでもかというほどたっぷりかけるとおいしくなります。
子どもは白メシ、大人はビールで決まりですね!
スキレットの大きな魅力は、鋳鉄製という素材と、肉厚構造がもたらす蓄熱性の高さ。重量があり家庭用のフライパンのように気軽に振ることはできないですが、素材にしっかり火を通したり、弱火でじっくりと焼き上げたり、あるいは余熱で調理するなど特性を生かした調理方法が多数あります。
次回もまたスキレット料理をご紹介します!
(レシピは小雀陣二さんの書籍『キャンプ料理の王様』より引用しました。写真=亀田正人、編集=福瀧智子)