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石を拾って5分で完成! 「かまど」の作り方と考え方

(2016.04.18)

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 野外で料理するときに、組むと調理が格段に楽になるのが「かまど」。鍋などを火にかけやすくなるだけでなく、熱を一点に集中できるので、薪のもつ熱量を無駄なく調理に使うことができます。

 ふたつの石を並べた簡易なものでも調理はできますが、こういった開放型のかまどは熱が放散しやすいので、「調理」に特化するなら、火床を覆うかたちにしたほうがぐんと効率が高まります。

 守るべき作り方の原則はひとつだけ。その原則とは「石などでL字型の囲われた空間を作る」こと。「炎がまっすぐ立ち上がれる縦穴」と「そこに薪を供給できる横穴」のふたつがあれば、かまどとして機能します。

 それでは、基本編と応用編の作り方を解説しましょう。

基本編1 石を拾う

集めるべきは、平たくて直方体に近い石。丸みを帯びたものより座りがよく、石を重ねたときに安定感がでます。

基本編2 石を並べる

まずは縦穴を構成。まっすぐな面を持つ石を立ててその左右に平たく大きい石を配置し固定。続けて縦穴を形作る石をその上に並べ、横穴になる石を前方に展開。

基本編3 石を渡して完成!

横穴の土台の上に平たい石をまたがるように渡し、周囲から石を立てかけて固定して完成! 縦穴のてっぺんの面は載せる鍋よりも若干小さく、高さがそろっていると鍋が転びにくくなります(今回はちょっと雑でした……)。

応用編1 エルボ発見!

あら、こんなところにL字型のエルボが落ちてる!

応用編2 石で固定

エルボを立てて三方を石で囲い……

応用編3 もっと石で固定

もっと石で覆い、天面の高さを揃えれば完成!

 こんなふうに管状のもの(丸めたトタン、蓋と底を抜いた缶など)がある場合は、縦穴、横穴のどちらかだけでも、使用すると空気の流れが安定します。

 かまどは石、土、金属など、どんな素材でも作れます。根本に据える考え方は先にも述べた通り「石などでL字型の囲われた空間を作る」ことだけ。

 瓦などを積み上げて作ることもできるし、エルボ状の筒があれば、これを土で覆って作ることもできます。

 かまどには、裸火と比べて風にあおられても火の粉が散りにくい、といった効果もあります。覚えておくと、キャンプではもちろん災害時にも有効です。

 
 
ライター
藤原祥弘

野生食材の採集と活用、生活技術につながる野外活動などを中心に執筆とワークショップを展開。twitterアカウントは@_fomalhaut

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